Schwassmann-Wachmann第3彗星由来の
流星群出現の可能性についての検討

−1930年〜2006年−

※本内容は古い環境における誤差の大きいデータです。ご注意ください。2006年のさらに詳細な検討はこちら

[概要]

 2001年に回帰するSchwassmann-Wachmann 第3彗星(73P/Schwassmann-Wachmann 3)からの流星物質を、木星の摂動の影響についてシミュレートし、1930年〜2006年の各回帰時、流星物質が地球に接近するかどうかを検討した。

 条件は、彗星の各回帰で近日点通過の瞬間に、進行方向について-30m/s〜30m/s(マイナスは進行と逆方向)の速度で流星物質を放出させた。
 放出は1925年〜1995年の回帰時で、まず速度を5m/s間隔で計算し、地球軌道に接近するものについてはさらに速度の間隔を小さくして計算した。


[各回帰時毎の結果]

●1930年
◎ 1930/06/08 0.005 AU : 1925年放出(-30m/s)
出現の可能性大。
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●1935年
接近せず。
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●1941年
◎ 1941/06/08 0.008 AU : 1925年放出(+20m/s)
◎ 1941/06/08 0.008 AU : 1930年放出(+30m/s)
出現の可能性大。
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●1946年
条件内では接近せず。
※ 1946/06/08 0.022 AU : 1925年放出(-40m/s)
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●1952年
○ 1952/06/08 0.015 AU : 1925年放出(+25m/s)
○ 1952/06/08 0.016 AU : 1930年放出(+30m/s)
出現の可能性あり。
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●1957年
接近せず。
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●1963年
接近せず。
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●1968年
接近せず。
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●1974年
◎ 1974/06/01 0.001 AU : 1935年放出(-10m/s)
◎ 1974/06/01 0.007 AU : 1930年放出(-8m/s)
◎ 1974/06/01 0.009 AU : 1925年放出(-7m/s)
○ 1974/06/01 0.014 AU : 1941年放出(-20m/s)
出現の可能性かなり大。
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●1979年
計算上接近する帯があるが、希薄である可能性大。
△ 1980/05/03 0.006 AU : 1925年放出(-18m/s)
△ 1980/05/08 0.010 AU : 1930年放出(-22m/s)
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●1985年
条件内では接近せず。
※ 1985/05/29 0.009 AU : 1941年放出(-34m/s)
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●1990年
あまり接近せず。
△ 1990/06/01 0.044 AU : 1952年放出(-10m/s)
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●1995年
接近せず。
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●2001年
○ 2001/05/30 0.025 AU : 1941年放出(-21m/s)
出現の可能性あり。
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●2006年
あまり接近せず。
△2006/06/01 0.033 AU : 1952年放出(-15m/s)
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●参考2028年
かなりの出現が期待される。
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[軌道計算の概要]

 市販ソフト「Excel」のワークシートを利用して行った。シミュレート間隔は1日おきで、数値積分の手法などは用いず、木星および太陽との重力の影響のみで運動させた。このため、木星以外の惑星の摂動は含まれない。
 また、ある程度の計算誤差が生じている。その値はあらかじめ計算されたSchwassmann-Wachmann 第3彗星の軌道について、最大、T=約13日、q=0.015AU程度である。この影響は彗星軌道要素での計算を元に、2回帰おきに修正し、誤差を補正している(補正方法が正しいかどうかは、現在のところ未検討である)。
 さらに、光圧などの影響も考慮していない(木星の摂動に対して、影響はかなり小さいと考えられるため)。

[参考文献(リンク)]


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