●1979年のシミュレーション結果



X軸:降交点通過時刻(T1)  Y軸:降交点通過時の太陽との距離(r)

図 1979年の流星物質の接近の様子


表 1979年に接近する流星物質とその要素


降交点
/最接近
接近時刻太陽黄経距離輻射点流星速度放出年放出速度
年月日(2000.0)(AU) α  δ (km/s)(m/s)
降交点1980/05/0304h42.810.006199゜+1゜14.81925-18
最接近1980/05/0403h43.720.001199゜+1゜14.5
降交点1980/05/0814h48.030.010200゜+4゜14.11930-22
最接近1980/05/0621h46.390.002200゜+4゜14.3
 降交点1980/05/3108h69.950.053206゜+29゜13.1(参考)彗星本体
最接近1980/05/2517h64.540.042207゜+27゜13.2

※最接近は、両軌道が最も接近する場所における値。


【概要】

 1979年の状況は、1978年頃に木星へ接近した影響で、軌道が若干変化する。彗星軌道自体は、地球よりもかなり内側へ入り込む結果となった。
 流星物質は、1925年、1930年の物質が1980年に接近している。しかしながら、これらは木星とかなり接近し軌道変化を受け、大きく引き延ばされた部分に相当し、かなり希薄であることが推定される。このため、出現の可能性は低いと考えられる。
 もしこれらの帯から出現した場合は、輻射点はおとめ座まで南下する。また出現時期も早まる。


X軸:降交点通過時刻(T1)  Y軸:降交点通過時の太陽との距離(r)

図 1979年の流星物質の接近の様子(拡大)


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