放出年 | Date(UT) | Time | LS(2000) | Δr(AU) | 放出速度 (m/s) | Δa | fM | α | δ | V(km/s) | 備考 |
1946 | 2006/05/31.62 | 14:55 | 69.939 | -0.047 | -2.78 | -0.002 | 0.27 | 206.86 | +29.05 | 13.03 | |
1941 | 2006/05/31.58 | 13:51 | 69.896 | -0.049 | -1.64 | -0.001 | 0.18 | 206.54 | +28.81 | 13.04 | |
1935 | 2006/05/31.55 | 13:18 | 69.874 | -0.050 | -1.13 | -0.001 | 0.14 | 206.40 | +28.70 | 13.04 |
降交点位置で最も接近するダストトレイルは、1946年放出の0.047[AU]である。経験的に、ダストトレイルの分布で大出現をする場合は0.001[AU]以内である必要があり、またある程度まとまった出現がある場合でも0.005[AU]以内で起こっていることから、今年、これらのダストトレイルからまとまった出現が見られる可能性は低いと推測される。
なお、黄道面におけるダストトレイルの分布図(直径0.001AUと仮定)を以下に示す。これまで出現のあったしし群や、ジャコビニ群などの状況と比較すると、ダストトレイルの位置が非常に遠いことがわかる。
放出年 | Date(UT) | Time | Δr(AU) | 放出速度 (m/s) | α | δ | V(km/s) |
1952 | 2006/05/20 | 12:00 | -0.043 | -6.04 | 211.48 | +24.69 | 13.88 |
1946 | 2006/05/24 | 05:00 | -0.037 | -2.13 | 208.57 | +26.77 | 13.36 |
1941 | 2006/05/23 | 18:00 | -0.038 | -1.20 | 208.44 | +26.43 | 13.39 |
1935 | 2006/05/23 | 13:00 | -0.039 | -0.79 | 208.38 | +26.28 | 13.41 |
どのトレイルも降交点よりは若干接近距離が小さくなったが、それでも0.04[AU]程度であり、まとまった出現があるような状況ではない。
また降交点での遭遇がなかった1952年のトレイルは5/20頃に最も接近することがわかった。摂動の影響が大きいので、他のトレイルよりも分布が広いことも考えられるが、それでも出現すると考えるには厳しい値と判断される。
なお、輻射点については、地球軌道と交差していないため、もし流星が出現した場合でも多少の誤差が見込まれる。また流星速度が小さく、天頂引力効果も大きいため実際の観測の際には注意が必要である。
なお自動観測などとの結果比較用に、各トレイルの軌道要素を下に示す。
放出年 | T | q | e | ω | Ω | i |
1952 | 2006/06/10.98 | 0.950 | 0.690 | 199.00 | 70.06 | 11.90 |
1946 | 2006/06/12.52 | 0.944 | 0.692 | 198.93 | 69.93 | 11.58 |
1941 | 2006/06/12.31 | 0.942 | 0.693 | 198.92 | 69.89 | 11.50 |
1935 | 2006/06/12.23 | 0.942 | 0.693 | 198.92 | 69.88 | 11.47 |