怪鳥の流星ノート

 このページは、怪鳥が趣味で、未知・未来の流星群の出現の可能性について検討した結果をまとめたものです。


 太陽系内を周回する「周期彗星」の中には、木星にかなり接近する軌道を持つものが少なくありません。このような彗星は木星の引力の影響により、彗星自体も、彗星から放出される流星物質も、かなり軌道を変化させます。
 このような軌道変化をシミュレートし、現在地球軌道に接近する軌道を持つ彗星だけでなく、あまり接近しない彗星からの流星物質についても、地球に接近する可能性はないか、そして流星群の出現の可能性はないか、ということを検討したいと思っております。

 


怪鳥の流星ノート・計算結果覚え書き
最近、各項目毎にまとめきるまで時間がかかってしまうので、途中経過などを覚え書きのように公開します。

<各 論>

2007年のみずがめ座η流星群
ハレー彗星からのダスト・トレイルについて計算したところ、2007年のみずがめ座η群について、古いダスト・トレイルが接近することがわかりました。(2007.4.30)

Schwassmann-Wachmann彗星(73P)由来ダストトレイルの2006年における分布
2006年におけるダスト・トレイルの分布状況をまとめました。残念ながらまとまった流星出現の可能性は低いです。(2006.3.31)

2005年のしし座流星群のダスト・トレイル分布
しし座流星群のダスト・トレイルのデータについてまとめました(内容は、覚え書きのデータから図を作成した程度)。今年のしし座流星群はあまり期待できません。(2005.11.9)

2004年のトレイルデータからのしし座流星群の予報
しし座流星群のトレイルのデータについてまとめ、今年のしし群の出現について検討を行いました。活発な活動は見られませんが、中規模な出現の可能性があります(ただし日本からは観測できない時間帯)。(2004.11.1)

2004年のジャコビニ群のトレイルの検討(概略計算バージョン・一部追記)
ジャコビニ・チンナー彗星が観測される1900年以前の古い軌道から、2004年に出現する可能性が示されましたので、まとめてみました。(2003.10.9)
 しかし、その後詳細検討したところ、残念ながら出現の見込みが薄い結果が得られました。(2004.9.28,30追記)

ペルセウス座流星群のトレイルの検討
ライチネン氏による結果を参考に、ペルセ群のトレイルの分布を計算中です。(2004.8.1暫定公開)。

Pons-Winnecke彗星由来の流星群の2004年出現の可能性についての検討(中間報告3)
さらに計算を進め、近日点通過前後の放出から地球と交差する条件を探りました。(2004.6.15)。

Pons-Winnecke彗星由来の流星群の2004年出現の可能性についての検討(中間報告2)
新たに入手したツールによって、2004年の分布をさらに詳細に計算してみました。(2004.5.28)。

Pons-Winnecke彗星由来の流星群の2004年出現の可能性についての検討(中間報告)
以前行った概略計算により示された2004年の出現の可能性について、詳細に計算してみました。その中間報告です。2004年には出現する可能性があります。(2003.12.25)。

1466・1499・1533年放出トレイルからのしし座流星群の検討(2003年)
ライチネン氏らによって見出され、アッシャー氏も確認したこのトレイルについて、計算してみました。(2003.10.8)。

1998年・1999年のジャコビニ群の出現起因トレイルの検討
1998年、1999年に出現したジャコビニ群について、再検討を行い、起因するトレイルを調べました。
今回数値積分を取り入れ、さらに精度良い計算を行いました。(2002.10.26)。

Wirtanen彗星(46p)からの流星群出現の可能性
2001年、2002年の出現の可能性について、検討しました。12月上旬〜中旬です。
2002年の結果について、新システムで再計算しました。結果はあまり変わりませんでした(2002.8.23)。

Petriew彗星(2001 q2)からの流星群出現の可能性
2001年に発見された新周期彗星からの出現の可能性を2001年について検討しました。10月下旬に出現の可能性がある結果となりました。(2001.11.7に再計算結果をアップし、正式版としました)

Schwassmann-Wachmann第3彗星(73p)からの流星群出現の可能性
1930年〜2006年までの各回帰の年について、出現の可能性を検討しました。2001年5月下旬に可能性が若干あります。

Pons-Winnecke彗星(7p)からの流星群出現の可能性
各回帰についての流星物質の分布状況の概要をまとめました。蓄積誤差が大きく、詳細な検討まではできませんでした。
注)なお、私は研究者ではなく、正式に軌道計算を研究した経験はありません。したがってこれらの結果は参考として捉えて頂ければ幸いです。


<参考文献(リンク)>


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