●2001年のシミュレーション結果



X軸:降交点通過時刻(T1)  Y軸:降交点通過時の太陽との距離(r)

図 2001年の流星物質の接近の様子


表 2001年に接近する流星物質とその要素


降交点
/最接近
接近時刻太陽黄経距離輻射点流星速度放出年放出速度
年月日(2000.0)(AU) α  δ (km/s)(m/s)
降交点2001/05/3023h69.220.025208゜+28゜12.71941-21
最接近2001/05/2703h65.530.019210゜+27゜13.0
降交点2001/05/1119h50.760.040198゜+4゜14.21925-17
最接近2001/05/0603h45.290.012199゜+3゜14.6
 降交点2001/05/3117h69.920.056206゜+29゜13.1(参考)彗星本体
最接近2001/05/2602h64.530.045207゜+27゜13.5

※最接近は、両軌道が最も接近する場所における値。


【概要】

 2001年の状況も、基本的な塵の分布は1979年以降と同様である。ただし、流星物質の分布はちょっとずつ広がっている。
 今回の回帰では、1941年放出の物質と0.025AUまで接近する。多い出現は望めそうにないが、流星出現の可能性は若干あると考えられる。
 この場合の輻射点は、うしかい座とりょうけん座の境界付近に位置する(下図参照)。
 なお、1925年放出の帯との接近もあるが、先述の通り相当引き延ばされた部分であり、希薄であると考えられる。このため、この流星物質からの流星出現の可能性は低い。


図 2001年の予想輻射点(1941年放出の物質)


X軸:降交点通過時刻(T1)  Y軸:降交点通過時の太陽との距離(r)

図 2001年の流星物質の接近の様子(拡大)


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