X軸:降交点通過時刻(T1) Y軸:降交点通過時の太陽との距離(r)
図 2001年の流星物質の接近の様子
表 2001年に接近する流星物質とその要素
降交点 /最接近 | 接近時刻 | 太陽黄経 | 距離 | 輻射点 | 流星速度 | 放出年 | 放出速度 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
年月日 | 時 | (2000.0) | (AU) | α | δ | (km/s) | (m/s) | |||
○ | 降交点 | 2001/05/30 | 23h | 69.22 | 0.025 | 208゜ | +28゜ | 12.7 | 1941 | -21 |
最接近 | 2001/05/27 | 03h | 65.53 | 0.019 | 210゜ | +27゜ | 13.0 | |||
△ | 降交点 | 2001/05/11 | 19h | 50.76 | 0.040 | 198゜ | +4゜ | 14.2 | 1925 | -17 |
最接近 | 2001/05/06 | 03h | 45.29 | 0.012 | 199゜ | +3゜ | 14.6 | |||
降交点 | 2001/05/31 | 17h | 69.92 | 0.056 | 206゜ | +29゜ | 13.1 | (参考)彗星本体 | ||
最接近 | 2001/05/26 | 02h | 64.53 | 0.045 | 207゜ | +27゜ | 13.5 |
※最接近は、両軌道が最も接近する場所における値。
2001年の状況も、基本的な塵の分布は1979年以降と同様である。ただし、流星物質の分布はちょっとずつ広がっている。
今回の回帰では、1941年放出の物質と0.025AUまで接近する。多い出現は望めそうにないが、流星出現の可能性は若干あると考えられる。
この場合の輻射点は、うしかい座とりょうけん座の境界付近に位置する(下図参照)。
なお、1925年放出の帯との接近もあるが、先述の通り相当引き延ばされた部分であり、希薄であると考えられる。このため、この流星物質からの流星出現の可能性は低い。
図 2001年の予想輻射点(1941年放出の物質)
X軸:降交点通過時刻(T1) Y軸:降交点通過時の太陽との距離(r)
図 2001年の流星物質の接近の様子(拡大)