●1974年のシミュレーション結果



X軸:降交点通過時刻(T1)  Y軸:降交点通過時の太陽との距離(r)

図 1974年の流星物質の接近の様子


表 1974年に接近する流星物質とその要素


降交点
/最接近
接近時刻太陽黄経距離輻射点流星速度放出年放出速度
年月日(2000.0)(AU) α  δ (km/s)(m/s)
降交点1974/06/0104h70.310.009208゜+29゜12.11925-7
最接近1974/05/3022h69.090.007208゜+29゜11.9
降交点1974/06/0104h70.310.007208゜+29゜12.11930-8
最接近1974/05/3105h69.370.006209゜+29゜12.0
降交点1974/06/0104h70.280.001209゜+30゜12.01935-10
最接近1974/05/3123h70.090.001209゜+30゜12.1
降交点1974/06/0101h70.170.014211゜+30゜11.91941-20
最接近1974/06/0220h71.890.012210゜+31゜11.8
 降交点1974/06/0111h70.580.024207゜+30゜12.4(参考)彗星本体
最接近1974/05/2822h67.180.019208゜+29゜12.5

※最接近は、両軌道が最も接近する場所における値。


【概要】

 1974年の状況は、多くの流星物質の帯が地球と接近する。特に1935年に放出された物質とは、計算上0.001AUまで接近し、相当な出現が見込まれる。
 その他にも0.01AU以内に2本、0.02AU以内に1本の帯と接近し、今回計算した中で、もっとも出現する可能性が高い結果となった。
 但し、残念ながら、実際に結果に該当するような出現はないようである。
 輻射点は、うしかい座とりょうけん座の境界にあり、1930年〜1952年と比較すると、かなり南に移動した。


X軸:降交点通過時刻(T1)  Y軸:降交点通過時の太陽との距離(r)

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