9/8早朝(7日深夜)には、部分月食が全国で見られます。 この日、月は3:05頃に地球の本影の中に入り始め、月食が始まります。最も欠けて見えるのは3:51頃で、このとき、月面の約20%まで、本影が入り込みます。そして4:37頃、月食は終了します。
南西~南南西の低い空で起こりますので、この方向がひらけた場所で観察したいですね。なお詳細は、PCでこちらから。太陽系の惑星8個に(速報)
国際天文学連合の総会によって、太陽系の惑星についての定義が決議されました。当初の案に反対が多かったため修正案が提示され、決議の結果、太陽系の惑星からは冥王星がはずれる定義が可決しました。
なお、冥王星については、惑星でも太陽系小天体でもない新しいカテゴリーの天体の代表例となります。
— by 怪鳥 2006年8月24日 22時43分
惑星の新定義案・公表
国際天文学連合(IAU)に、惑星の新しい定義の案が提出され、公表されました。この案は、惑星の基準を設け、結果的に新しいグループを作り、現在発見されている惑星の数は12個となる、というものです。この案は、今後二週間審議され、最終的に国際天文学連合の総会(8月24日)に投票が行われます。
新案による惑星は以下の通り(計12個)。1.Classical Planets(※古典的な惑星):8個 水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星2.Plutons(※冥王星類の惑星):3個 冥王星・カロン(現在は冥王星の衛星)・2003UB313(現在は小惑星の扱い)3.Dwarf Planet(※小型の惑星):1個 セレス(現在は小惑星に分類)
なお今回新しく定義されるのは「Plutons」だけであり、「Classical Planets」と「Dwarf Planet」は、今回の定義による公式な分類ではないそうです。また「Plutons」に該当する上記の3つの天体も「Dwarf Planet」に含まれるのだそうです。
果たして採用されるのか、それとも否決されるのか、歴史的な投票になり、注目ですね。
※はこちらで補った用語で正式な訳語ではありません。
— by 怪鳥 2006年8月16日 21時38分
ペルセ群の速報
当会は、8月12日の晩~13日明け方にかけて、長野県の立科町でペルセ群の観測を行いました。今年は月明かりがあったことと、雨上がりで湿度が多いことの影響で、空の条件は今ひとつでした。 ペルセウス座流星群も、最大で1時間あたり24個(30分で12個:2:55~3:25)しか捉えられませんでした。ただし、悪条件の影響なのか、ペルセ群自体が少なかったのかは、判断が難しいです。
画像は、3:13におうし座を流れた0等級のペルセ群の流星です。
— by 怪鳥 2006年8月14日 14時17分
ペルセウス座流星群
ペルセウス座流星群が8月13日頃極大を迎えます。今年の極大は13日の日中となるため、12日の深夜~13日の明け方にかけてが一番多くの流星を見ることが出来そうです。ただ残念なことに、この日は満月過ぎの大きな月の影響を受けるため、見ることが出来る流星の数が少なくなってしまうかも知れません。一方、空気が澄んでいるところで、月が直説明に入らないように工夫すると、月の影響をあまり受けずに思ったよりも多くの流星を見ることが出来ます。どちらにせよ年に数回しかない、たくさんの流星が見られるチャンスですので夜空に注目してみてはいかがでしょうか。
— by てらくぼ 2006年8月9日 20時43分
シャトル打ち上げ
スペースシャトル・ディスカバリー号が7/5、3:38(日本時)打ち上がりました。今回のミッションでは、宇宙ステーション(ISS)に物資や装置を運ぶことになっています。帰還は7/16の22時頃(日本時)を予定しており、約11日間のフライトとなります。 なお地上からは、明日7/6の20時頃、ISSとドッキングする前の様子が観察できそうです。もし詳細がわかりましたら、内容を更新します。
— by 怪鳥 2006年7月5日 22時42分
梅雨の晴れ間の木星
— by となみ 2006年6月25日 00時12分
リニューアルしました
— by 怪鳥 2006年5月28日 05時16分
3/29はエジプトなどで皆既日食
3/29はアフリカ・西アジア・中央アジアなどで皆既日食が見られます。皆既となるのは、ガーナ、ニジェール、リビア、エジプト、トルコ、カザフスタンなどを通る細い地域。最大で4分強の間、太陽が月にすっぽりと隠されます。 残念ながら日本では部分日食さえ見られませんが、皆既日食の模様がLIVE ECLIPSE 2006などでネット中継されます。時刻は日本時でおよそ19時台ですので、ご覧になってはいかがでしょうか。
— by 怪鳥 2006年3月29日 09時00分
1/4明け方はしぶんぎ群が極大
新年をかざる流星群、しぶんぎ群(りゅう座流星群)が、1/4の明け方(1/3深夜)に極大をむかえます。 この流星群は謎が多く、極大も年により多少前後しますが、おおむね今年の1/4、2時~10時頃に起こっております。このため、1/4の明け方頃、多くの流星が観察される可能性が高いです。 輻射点は明け方ほど高くなり、流星が増えるので、2時~明るくなるまで(関東で5:30頃)が観測に適しています。空の暗いところならば、1時間に30~50個程度の流星数が期待できるでしょう。 寒い時期なので、あたたかくして風邪をひかないように注意して観測してください。
— by 怪鳥 2006年1月1日 05時00分