国際天文学連合(IAU)に、惑星の新しい定義の案が提出され、公表されました。この案は、惑星の基準を設け、結果的に新しいグループを作り、現在発見されている惑星の数は12個となる、というものです。この案は、今後二週間審議され、最終的に国際天文学連合の総会(8月24日)に投票が行われます。
新案による惑星は以下の通り(計12個)。1.Classical Planets(※古典的な惑星):8個 水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星2.Plutons(※冥王星類の惑星):3個 冥王星・カロン(現在は冥王星の衛星)・2003UB313(現在は小惑星の扱い)3.Dwarf Planet(※小型の惑星):1個 セレス(現在は小惑星に分類)
なお今回新しく定義されるのは「Plutons」だけであり、「Classical Planets」と「Dwarf Planet」は、今回の定義による公式な分類ではないそうです。また「Plutons」に該当する上記の3つの天体も「Dwarf Planet」に含まれるのだそうです。
果たして採用されるのか、それとも否決されるのか、歴史的な投票になり、注目ですね。
※はこちらで補った用語で正式な訳語ではありません。