パロマ天文台で、冥王星と同じかそれよりも大きいと推測される天体が発見された模様です。2003 UB313という仮符号のこの天体は、カイパーベルトと呼ばれる小惑星がたくさん発見されている領域に位置します。 第十惑星か?というアナウンスがされています。しかし、実際には冥王星自体がこのカイパーベルト天体のやや大きなものに過ぎず、一時は小惑星に降格?という話も出たくらいです。第十惑星への道は険しいものとなりそうです。
シャトル再び
野口さんを乗せたスペースシャトル・ディスカバリーは、7/26 23:39(日本時)、ケネディ宇宙センターから無事打ち上がりました。 シャトルの打ち上げは、は2003年2月のコロンビア事故以来。安全性を高めるためのミッションが野口さんらによって進められる予定です。
— by 怪鳥 2005年7月26日 09時00分
何が起こるか?ディープ・インパクト
ディープ・インパクトという探査がまもなくクライマックスを迎えます。これはテンペル彗星(9P)というほうき星に、約370kgの銅でできた衝突体を衝突させて、その様子を観察しようというもの。クレーターができたり、内部物質の噴出が活発になるなどの変化が期待されています。 衝突は7月4日の日本時14:52に予定されています。彗星は現在約10等。衝突直後は何も起こらない可能性が高いようですが、その後噴出物が増えると明るさを増して、小望遠鏡で見やすくなるかもしれません。さて、何が起こるでしょうか。
— by 怪鳥 2005年7月3日 09時00分
5/26火球相次ぐ?
5/26の20:50頃、関東から中国・四国地方までの非常に広い範囲で明るい火球が目撃されました。火球は数分間に複数個(最低2個)出現したと見られ、目撃情報が交錯しています。詳しい解析のためには、自動観測装置の映像が待たれます。 火球が一晩にいくつか出現することは珍しくありませんが、見やすい時間帯に続けて出現することは確かにあまりないこと。と言っても、この日は大きな流星群の活動もなく、偶然である可能性が極めて高いです。
— by 怪鳥 2005年5月27日 09時00分
今晩4/24は半影月食
4/24夕方は半影月食が見られます。地球の半影は地球が太陽光を一部さえぎってできた「ぼんやりした影」で、この中に入る半影月食は、普通の月食と違って、少し薄暗く見えるかな?という感じです。 月の出(府中では18:18)のときには食が既に始まっています。最も食が深くなるのは18:55で、この頃月の左上が薄暗く感じるかもしれません。その後21時には完全に食が終わります。 月は南東の低空にありますので、もしチャレンジする場合は南東がひらけた場所で観察しましょう。
— by 怪鳥 2005年4月24日 09時00分
アンタレス食(3/30)の画像
3/30に月がアンタレスを隠す「アンタレス食」という現象がおこりました。この画像を掲載いたします(※なお多忙と風邪でこの現象を事前にお伝えできなかったことをお詫びいたします)。 画像は、やや赤みをおびた月に隠される直前のアンタレスです。
◆画像小(92×60)※画像はGIF形式
◆画像大(220×180)※画像はJPEG形式
— by 怪鳥 2005年4月19日 09時00分
すばると彗星の画像
すばるの近くを通過中のマックホルツ彗星の画像を府中市内で撮影しましたので、ご紹介します。 市街地のため光害の影響がありますが、彗星自体が明るいため、それなりに写りました。◆画像小(92×92)◆画像大(220×220)※画像はJPEG形式
— by 怪鳥 2005年1月8日 09時00分
マックホルツ彗星が見ごろ
マックホルツ彗星が明るくなって、見ごろを迎えています。現在約4等まで明るくなっていて、空の暗いところなら肉眼でもボーッとした姿が見えますし、府中のような市街地でも双眼鏡で十分見えるようになりました。 彗星は現在おうし座にあり、少しずつ北に移動しています。1/7~8にすばるにごく接近し、双眼鏡でもすばるの青白い星団と一緒の視野で見られそうです。 なお彗星は、オリオン座→おうし座とたどって探すと見つけやすいでしょう。 彗星の位置
— by 怪鳥 2005年1月3日 09時00分
1/3晩はりゅう座流星群が極大
1/3晩は、新春の夜空を飾るりゅう座流星群(しぶんぎ群)が極大を迎えます。 この群は極大の時間が短いため、年によって流星数が増減します。今年の極大は1/3深夜~1/4未明にあたり、1時間あたり30個を超える出現が期待されます。 月明かりがあることと、市街地ではこの半分以下となりそうですが、興味のある人は注目してみましょう。時間帯としては一応1時~5時頃がおすすめです(ただしこれよりも早く流れ出すときもあります)。
— by 怪鳥 2005年1月2日 09時00分
12/13晩はふたご座流星群が極大
12/13(月)深夜~14(火)未明にかけて、ふたご座流星群が極大を迎えます。今年の予想極大時刻は2時前後で、月明かりの影響もなく好条件で観測できます。 1時間辺りの流星数は空の暗いところで50個/時以上で、0時~4時は100個/時を超えるかもしれません。市街地ではこの半分~数分の1となりますがそれでも多くの流星がみられるでしょう。 おすすめの時間帯は22時~5時です。翌日の仕事や学校が気になる人は21時頃から見て早めに切り上げるのもよいかもしれませんね。
— by 怪鳥 2004年12月8日 09時00分