6/1~10は「内惑星ウィーク」

naiwakusei1

 6/1~10、国立天文台で「内惑星ウィーク」というキャンペーンが行われます。この時期、6/2に水星が、6/9に金星が、それぞれ「東方最大離角」という位置となり、夕方の空で見えやすくなります。地球より内側を回る「内惑星」二つが同時に見えやすくなるこの機会に、ぜひ見てみましょう。

 見づらいのは高度の低い水星です。しかしこの期間は、日没時の高度が約20度となり、比較的見やすくなります。東京では日没が19時ちょっと前。見やすいのは30分後前後です。西空が見渡せて、よく晴れた日を狙うのがよいでしょう。 一方、金星は非常に明るくて、十分に見つけられます。この金星の位置から水星を探すのがよいでしょう。

 なお、国立天文台では見えた、見えなかった等の報告をホームページで受け付けて集計します。よかったらみなさんも報告してみてはいかがでしょうか。※図はStellaNavigator、AstroArts/ASCIIにより作成

◆「内惑星ウィーク」キャンペーンページ◆キャンペーン・携帯ページ◆当サイトの「日の出・日の入時刻計算」

— by 怪鳥 2007年5月31日 21時23分  

月と金星と水星

月と金星と水星

 5/20夕方、月と金星が(見かけ上)接近して見られました。(当サイトでも取り上げていませんでしがたが)世間ではあまり話題になっていなかったので、久々に晴れ上がり、澄み渡った夕空に見られた美しい光景に、驚いた人も多かったようですね。 次回、金星と月が接近するのは6/18です。よかったら覚えておいて下さい。

 なお水星がもうすぐ見ごろを迎えます。6/1~6/10は「内惑星ウィーク」キャンペーンというものを国立天文台が展開します。この機会に、コペルニクスも見られなかったという逸話の残る見づらい水星を、ぜひ探してみましょう。

国立天文台「内惑星ウィーク」キャンペーンのページ同、携帯ページ

※画像は新横浜付近で5/20に撮影した月・金星・水星(なお、上記「内惑星ウィーク」キャンペーンページでもこの画像を使用しております。)

— by 怪鳥 2007年5月21日 14時29分  

金星と桜の画像

金星と桜

 今年の春は、夕空に宵の明星「金星」がきれいに輝いています。久々に桜と金星の風景を撮影してみました(画像は、国分寺のくろがね公園)。桜の季節、夕空に金星が見られるのは2004年以来3年ぶりです。

 東京は冷え込んだおかげで、長い間桜を楽しめました。が、金星と一緒に月が見えた3/21~22頃は、まだ咲き始めできれいではありませんでした。今月に入って4/20には、再び夕空で金星と月が並びますが、さすがにそこまでは桜は持たないでしょう。

 これから、桜前線も北上していくと思います。4/20に満開になるのは、東北か長野辺りでしょうか。満開の桜に月と金星という、ぜいたくな光景となりそうですから、楽しみにしてください。の

— by 怪鳥 2007年4月6日 23時00分  

SOHOの画像に見え始めたマックホルツ彗星

マックホルツ彗星(96P)がSOHOの画像に写り始めました。下記URLのLASCO C3などの画像を参照して下さい。

http://sohowww.nascom.nasa.gov/data/realtime/realtime-update.htmlLink

この彗星は近日点距離がとても近く太陽に0.12AUまで接近するため、近日点通過時には急激に増光し明るくなります。ただ明るくなっても1等級止まりと思われ、太陽にごく近いことから地上から観測することは困難だと思われます。今回は人工衛星から捉えられた彗星の姿をしばし楽しむことにしましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以下は4/1(エイプリルフール)の日に書いた嘘の記事です。半分期待を込めて書いたのですが、どうやら今回は白昼に見えるほど明るくならずに終わりそうです

マックホルツ彗星増光

4/1に観測された情報によると、予想よりも遙かに明るく見られ、近日点通過時の4/5にはマイナス10等級まで増光するのではないかと予想されています。1月に見られたマックノート彗星のように、この彗星も白昼に見ることができるかも知れません。詳細な位置などは改めて、とりあえず速報報告まで。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

— by てらくぼ 2007年4月1日 10時10分  

3月21日の土星

今日は、気流も安定していて土星がきれいでした。撮影技術が、まだまだなので満足できる画像ではありませんが、今後もがんばります!2007年3月21日19時35分撮影 セレストロン CPC800GPS(XLT)+SONY DCR-HC96 XW14 DVズーム 1/30 1050コマコンポジット ステライメージ5にて画像処理。

sat1

— by となみ 2007年3月21日 23時43分  

3/19は部分日食(一部地域)

 今日3/19は、部分日食が起こります。といっても、残念ながらここ府中では見られません。見られるのは、北海道の一部、東北地方の北部、北陸地方の一部、関西地方の一部、四国の一部、中国地方、九州地方などです。また見られる地域でも、欠けるのはとても軽微です。

 シミュレーションソフトにてざっと調べたところ、国内では対馬が最も欠けるようで、それでも食分は10.7%でした。稚内が8.6%、福岡が7.0%などです。ちなみに福岡では11:00から欠け始め、食の最大は11:28、食の終わりは11:56です。

 福岡支部のみなさんから画像が届きましたら、またご報告します。
se070319

— by 怪鳥 2007年3月19日 02時12分  

新移動天文観測車「ペガサスII」お披露目

 昨年3月に引退した、府中市郷土の森博物館の移動天文観測車「初代ペガサス号」の後継車がお披露目されました。除幕式は17日11時から行われました。命名・デザインをした小学6年生小澤君を始め、来賓によって幕がはずされ、披露となりました(恥ずかしながら、怪鳥も参加)。後継車の名前は「ペガサスII(ツー)」。これまでよりもコンパクトな車体となり、フットワーク軽く市内での観望会で活躍する予定です。
pegasus2
除幕式の様子(吉村さん撮影)

 なお、車と同時に新しい35cmの望遠鏡も登場。これまで以上に多くの天体を観望することができるようになりました。あいにく午後から天気が崩れ、夜の星空観望会は中止となってしまいましたが、今後の活躍にご期待ください。

●詳細は当会吉村さんによる「ペガサスII」のページへ

— by 怪鳥 2007年2月17日 22時00分  

水星がもうすぐ見頃

mercury1

 太陽に最も近いところを公転している惑星の「水星」が見頃を迎えています。見かけ上、太陽から最も離れて見える「東方最大離角」が2/8。この前後1週間ほど、夕方の西空で見やすくなります。

 画像は、2/2(金)に府中市内から見えた水星と金星(と富士山)です。日没30分後~1時間後が見やすそうです。金星がそばでとても明るく輝いていますから、よい目印になると思います。 まだ見たことのない方は、ぜひチャレンジしてみてください。

 下の図は、日没30分後の位置の目安です(StellaNavigator、AstroArts/ASCIIにて作成)。●日没時刻はこちらから(PC版)

mercury-map

— by 怪鳥 2007年2月3日 02時22分  

カノープス

Imgp0994s
カノープス

カノープスは全天で2番目に明るい恒星ですが、南天にあるため北半球の中緯度以上では見ることが難しい天体です。東京では南中時でも高度が2度ほどにしかなりません。位置は、全天で一番明るい恒星シリウスの真下よりやや西より(正確な位置はアストロアーツのページなどを参照して下さい)で、1月下旬なら21:30頃、2月下旬なら19:30頃に南中し見やすくなります。全天で2番目に明るいとは言っても、超低空に見えるため大気の減光によりとても暗く見えますから見るためには双眼鏡などを用意した方が良いかも知れません。

写真は、2007/1/25に東京都国分寺市にて撮影したもの。まんなか上方にうっすらと写っているのがカノープスです。

— by てらくぼ 2007年1月26日 21時21分  

マクノート彗星がマイナス等級に

 昨年夏に発見されたマクノート彗星(C/2006 P1)が大変明るくなり、マイナス等級で観測されています。現在この彗星は、見かけの位置が太陽に大変近く、観測条件はとても悪いです。それにも関わらず、国内でも明け方や、夕方の超低空で双眼鏡などで確認されています。

 日本では、ギリギリ13日の夕方がラスト・チャンス。日没直後の西南西の超低空を、金星を頼りに双眼鏡で探すのがよさそうです。
2006P1-1

(StellaNavigator、AstroArts/ASCIIにて作成)

 なお彗星は、近日点通過(1/12)前後、1/12~16頃に、太陽観測機SOHOのLASCO C3の視野内を通過します。以下のサイトから、彗星の様子を見ることができそうです(該当するのは右下)。

http://sohowww.nascom.nasa.gov/data/realtime-images.htmlLink

— by 怪鳥 2007年1月10日 23時51分  

T: Y: ALL: Online:
Created in 0.0385 sec.