2006年9月8日早朝の部分月食の情報

 9月8日早朝(7日の深夜)は部分月食が見られます。こちらの情報です。


<月食概要>

 9月8日早朝、部分月食が起こります。この月食は全国で見ることができます。

 月食は地球の影の中に月が入り込む現象です。この日の月食は深夜1時42分、地球の半影に月が入る「半影月食」から始まります。半影というのは太陽光が地球で一部さえぎられている「ぼんやりとした影」なので最初のうちはわかりません。しかし食が進むと、月の右上が薄暗くなってるのがわかるようになるでしょう。

 3時5分には月が地球の本影に達します。本影は「ほぼ真っ暗な影」で、月はまるで欠けてしまったようになります(部分食)。

 今回の月食では、月は本影の端っこの方をかすめて通過しますので、残念ながら皆既月食(全部本影にかくれてしまう食)にはなりません。食の最大は3時51分頃で、この時、月面の約19%まで影に隠れます。

 その後、月は再び本影から離れ始め、4時37分には部分食が終わります(部分食は約1時間半)。半影食は6時まで続きますが、府中ではその前の5時26分に地平線に沈んでしまいます。

<夜空の月の動き>

 夜空の中での月の動きは、下の図のような感じです(月の大きさは、実際よりも大きく描いてあります)。
 図のように、月食は南西〜西南西の低い空で起こります。南西〜西南西の空がよく開けた場所で観察しましょう。

※時刻に対する月の位置は、観測する場所によって異なります。ただし、時刻に対する月食の進行状況は、観測する場所でほとんど変わりません。


<当サイトの過去の月食情報>


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