6/1~10、国立天文台で「内惑星ウィーク」というキャンペーンが行われます。この時期、6/2に水星が、6/9に金星が、それぞれ「東方最大離角」という位置となり、夕方の空で見えやすくなります。地球より内側を回る「内惑星」二つが同時に見えやすくなるこの機会に、ぜひ見てみましょう。
見づらいのは高度の低い水星です。しかしこの期間は、日没時の高度が約20度となり、比較的見やすくなります。東京では日没が19時ちょっと前。見やすいのは30分後前後です。西空が見渡せて、よく晴れた日を狙うのがよいでしょう。 一方、金星は非常に明るくて、十分に見つけられます。この金星の位置から水星を探すのがよいでしょう。
なお、国立天文台では見えた、見えなかった等の報告をホームページで受け付けて集計します。よかったらみなさんも報告してみてはいかがでしょうか。※図はStellaNavigator、AstroArts/ASCIIにより作成