ルーリン彗星、今日24日に最接近

 ルーリン彗星が、今日2月24日、地球に0.41天文単位まで接近します(月までの距離のおよそ160倍)。 当会観測隊は、2月22日明け方に富士河口湖町にて観測を行いました。彗星は肉眼ではかすかでしたが、双眼鏡ではかなり大きく見え、またかすかに尾が伸びている様子が観察できました。25cmの望遠鏡では、立派なコマがわかり、またダストの尾もよくわかりました。
ルーリン彗星2月22日
2月22日明け方のルーリン彗星(当会寺久保氏撮影)

 画像は、7.6cm望遠鏡にて撮影したルーリン彗星です(若干トリミングあり)。画像の左側に伸びているのが、ダストの尾です。またかすかですが、右側にイオンの尾もうっすら見えています。

 なお、どこに見えるかなどの情報は、ぜひ以下のページをご参照ください。監察報告を募るキャンペーンも実施中です。

国立天文台「ルーリン彗星見えるかな?」キャンペーンキャンペーン携帯ページ

— by 怪鳥 2009年2月24日 02時19分  

イリジウム衛星と別の衛星が衝突

 イリジウムフレアを起こすことで、天文界では有名なイリジウム衛星の一つが、ロシアの人工衛星(コスモス2251)と衝突したそうです。

 イリジウム携帯電話用の人工衛星は、現在約90個が周回していて、姿勢制御ができないものやスペア用の衛星を除く66個で、衛星携帯電話システムを構築しています。今回衝突したのは、Iridium33と呼ばれる衛星のようで、通常運用されていた衛星です。11個ずつの軌道面のグループが6グループあり、今回の衛星の入っていたグループには、スペア用の衛星があるため、おそらく速やかに補充されて、衛星電話自体のシステムの影響は少なくて済んだのではないかと考えられます。

 なお、衝突によって破片が数百個飛び散ったと報道されています。飛び散った破片も、ほぼ同じ高さ付近を周回しますので、今後これらの破片がイリジウム衛星に再び衝突する可能性は捨て切れませんが、おそらく心配するほどの危険性では無いと思います。

イリジウムフレアの動画(wmv形式、17秒、4.1MB) Iridium53(今回の衛星ではありません)の通信パネルが太陽光を反射して強烈に光っている現象です(1998年7月21日撮影)。

イリジウム衛星の情報 当会のページです。最近更新が滞っています。

— by 怪鳥 2009年2月13日 14時27分  

2月9日は半影月食

2月9日の夜、全国的に半影月食が見られます(食のはじめ21時37分、食の最大23時38分、食の終わり25時40分)。

半影月食とは月が地球の半影(月から見て太陽が地球により一部隠されて(部分食)見える)に入る現象で、月に届く太陽の光量が減るため月の表面がいつもより暗く照らされて見えます。とは言っても、半影食のはじめ(21時37分(東京の場合。以下同じ))頃や半影食の終わり(25時40分)頃は、薄暗くなっているのは全く分からないでしょう。一番食の深い(23時38分)頃にようやく影の中心部分(月の左上方向)が薄暗くなっているのが分かるかどうか、といった感じで見られるだけで、なかなか見て楽しむのは難しいかも知れません。

でも特別な機材や技能が必要となる現象ではありませんので、もしこの日晴れていたら、ちょっと夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。いつもとちょっと違った満月を見ることができるかも知れません。

— by てらくぼ 2009年2月2日 20時16分  

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