2月9日の夜、全国的に半影月食が見られます(食のはじめ21時37分、食の最大23時38分、食の終わり25時40分)。
半影月食とは月が地球の半影(月から見て太陽が地球により一部隠されて(部分食)見える)に入る現象で、月に届く太陽の光量が減るため月の表面がいつもより暗く照らされて見えます。とは言っても、半影食のはじめ(21時37分(東京の場合。以下同じ))頃や半影食の終わり(25時40分)頃は、薄暗くなっているのは全く分からないでしょう。一番食の深い(23時38分)頃にようやく影の中心部分(月の左上方向)が薄暗くなっているのが分かるかどうか、といった感じで見られるだけで、なかなか見て楽しむのは難しいかも知れません。
でも特別な機材や技能が必要となる現象ではありませんので、もしこの日晴れていたら、ちょっと夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。いつもとちょっと違った満月を見ることができるかも知れません。