太陽系の惑星8個に(速報)

 国際天文学連合の総会によって、太陽系の惑星についての定義が決議されました。当初の案に反対が多かったため修正案が提示され、決議の結果、太陽系の惑星からは冥王星がはずれる定義が可決しました。

 なお、冥王星については、惑星でも太陽系小天体でもない新しいカテゴリーの天体の代表例となります。

— by 怪鳥 2006年8月24日 22時43分  

惑星の新定義案・公表

 国際天文学連合(IAU)に、惑星の新しい定義の案が提出され、公表されました。この案は、惑星の基準を設け、結果的に新しいグループを作り、現在発見されている惑星の数は12個となる、というものです。この案は、今後二週間審議され、最終的に国際天文学連合の総会(8月24日)に投票が行われます。

 新案による惑星は以下の通り(計12個)。1.Classical Planets(※古典的な惑星):8個 水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星2.Plutons(※冥王星類の惑星):3個 冥王星・カロン(現在は冥王星の衛星)・2003UB313(現在は小惑星の扱い)3.Dwarf Planet(※小型の惑星):1個 セレス(現在は小惑星に分類)

newplanet2

なお今回新しく定義されるのは「Plutons」だけであり、「Classical Planets」と「Dwarf Planet」は、今回の定義による公式な分類ではないそうです。また「Plutons」に該当する上記の3つの天体も「Dwarf Planet」に含まれるのだそうです。

 果たして採用されるのか、それとも否決されるのか、歴史的な投票になり、注目ですね。

※はこちらで補った用語で正式な訳語ではありません。

— by 怪鳥 2006年8月16日 21時38分  

ペルセ群の速報

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 当会は、8月12日の晩~13日明け方にかけて、長野県の立科町でペルセ群の観測を行いました。今年は月明かりがあったことと、雨上がりで湿度が多いことの影響で、空の条件は今ひとつでした。 ペルセウス座流星群も、最大で1時間あたり24個(30分で12個:2:55~3:25)しか捉えられませんでした。ただし、悪条件の影響なのか、ペルセ群自体が少なかったのかは、判断が難しいです。

 画像は、3:13におうし座を流れた0等級のペルセ群の流星です。

— by 怪鳥 2006年8月14日 14時17分  

ペルセウス座流星群

ペルセウス座流星群が8月13日頃極大を迎えます。今年の極大は13日の日中となるため、12日の深夜~13日の明け方にかけてが一番多くの流星を見ることが出来そうです。ただ残念なことに、この日は満月過ぎの大きな月の影響を受けるため、見ることが出来る流星の数が少なくなってしまうかも知れません。一方、空気が澄んでいるところで、月が直説明に入らないように工夫すると、月の影響をあまり受けずに思ったよりも多くの流星を見ることが出来ます。どちらにせよ年に数回しかない、たくさんの流星が見られるチャンスですので夜空に注目してみてはいかがでしょうか。

— by てらくぼ 2006年8月9日 20時43分  

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