この中で、ペルセウス座流星群、しし座流星群、ふたご座流星群は流星の数が多く見られるので、初心者でも楽しんで観測することができるでしょう。
流星群名 | 出現期間 | おすすめ観測夜 | 出現数 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
極大夜 | 時間帯 | ||||
こと座流星群 | 4/15〜4/22 | 4/22〜23 | 23時〜4時 | 少ない | 数十年に一度大出現 |
みずがめ座η流星群 | 4/25〜5/17 | 5/5〜6 | 3時〜4時 | 少ない | 南半球では多く流れる |
ポン・ウィネッケ流星群 | 6/27 | 6/27〜28 | 20時〜2時 | 少ない | 昨年大出現(約100個/時) |
みずがめ座δ流星群 | 7/20〜8/25 | 22時〜3時 | 少ない | ||
ペルセウス座流星群 | 7/20〜8/20 | 8/11〜12 | 23時〜4時 | 40 | 速い、明るい流星多い |
8/12〜13 | 60 | ||||
8/13〜14 | 30 | ||||
ジャコビニ流星群 | 10/7〜10/11 | 10/8〜9 | 19時〜22時 | 少ない | 非常にゆっくり、昨年大出現(約100個/時) |
オリオン座流星群 | 10/2〜10/30 | 10/21〜22 | 0時〜5時 | 15 | 速い |
おうし座流星群 | 10/15〜11/30 | 22時〜5時 | 少ない | ゆっくり、火球が多い | |
しし座流星群 | 11/10〜11/25 | 11/16〜17 | 1時〜5時 | 20 | 非常に速く、痕を残す、明るい流星も多い、大出現の期待 |
11/17〜18 | 50以上 | ||||
11/18〜19 | 20 | ||||
ふたご座流星群 | 12/5〜12/20 | 12/13〜14 | 21時〜5時 | 40 | 2時頃に輻射点が天頂 |
12/14〜15 | 60 | ||||
こぐま座流星群 | 12/17〜12/25 | 12/22〜23 | 1時〜5時 | 少ない | |
しぶんぎ座流星群 | 1/1〜1/7 | 1/3〜4 | 2時〜5時 | 20 | |
1/4〜5 | 10 |
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しし座流星群は、火球と呼ばれるような明るい流星も多く見られます。このため、市街地など街灯の多い場所でも立派な流星が見られるチャンスがあります。また時折、流星の流れたあとに「痕(こん)」と呼ばれる雲のすじのようなものが残ることがあり、これを観察するのも面白いものです。
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みずがめ座δ流星群(7月下旬から8月上旬頃)
極大ははっきりとはしていなくて、長期間にわたって観測されます。また同じ時期、近くのやぎ座にも流星群が見られます。
ペルセウス座流星群(8/13頃)
ペルセ群は23時頃から見え始めますが、最も多く見られると予想されているのは8/13の明け方です。また前の晩や次の晩もかなり流れますので、この日都合が悪かったり、天気が悪かったりしてもあきらめず、チャレンジしてみましょう。ペルセウス座流星群は、スピードが速く、また明るい流星も多いので、見ごたえのある流星群です。
ジャコビニ流星群(10/9頃)
今年は大出現の翌年にあたるため、ほとんど見られないと推定されますが、大出現の前年の一昨年、ベテラン観測者が少ないながらも出現を確認してますので、今年もわずかな出現は見られるかもしれません。
オリオン座流星群(10/22頃)
今年の極大夜は2時過ぎに月が沈むので、それ以降が観測しやすいでしょう。流星は速いのが特徴です。
おうし座流星群(11月上旬頃)
しし座流星群(11/18頃)
しし座流星群は、その流星の元になる砂粒をまき散らす「テンペル・タットル彗星」が約33年おきに地球付近に戻ってくるので、彗星の前後にある砂粒の濃密な部分に地球が出会う可能性のある約33年おきに流星雨の可能性があります。今回、この彗星は1998年春に戻ってきましたので、昨年、今年、それから来年あたり、地球上のどこかで流星雨になるのではないかと期待されてます。昨年は、東ヨーロッパなどで1時間に数百個の出現があったものの、1時間に千個を越えるような「流星雨」状態は見られず、日本でも1時間に50個から100個程度でした。
現段階では、今年は11/18の10〜11時頃が極大と予想されており、日本では昼間にあたってしまいます。しかしながら、昨年は予想の極大よりも約16時間も早い時間帯に多くの流星が見られたように、流星の極大予報は難しく、今年もどうなるかはわかりません。一応11/18の明け方が日本では最も多く見られると期待されますが、その前の晩や次の晩も注目しなければならないでしょう。ふたご座流星群(12/14頃)
ただ、しし群の11月もそうですが、この時期は寒いので防寒にはしっかりと気をつけたいですね。
こぐま座流星群(12月23日頃)
しぶんぎ座流星群(1/4頃)
例年は1時間に20〜30個程度ですが、50個を越えるような年もあります。2000年は極大が昼間にあたってしまうため、それほど多くは流れないかもしれません。