時間帯は夕方〜23時頃までですが、詳しい情報はまだ集まりきってません。またFM波などによる電波観測では、日没前から流星数の増加が捉えられたようです(電波観測では、群流星とその他の流星との区別は難しいですが、全体の流星数の増加から群活動が推定できます)。
輻射点もまだはっきり確認はされておりませんが、おおくま座・うしかい座・かんむり座辺りとされてます。
なお過去には、この6月27日に、「ポンス・ウィンネッケ群」という流星が見られたことがあり、輻射点の位置(この群の輻射点はりゅう座とうしかい座の境界付近とされています)が近いため、関連があるのではないかという意見が多いようです。
なお怪鳥の個人的な見解ですが、ポンス・ウィンネッケ彗星の軌道上に流星物質が広く分布した場合、その流星物質の一部が9年程前に木星に近づいて、1公転半後の今年地球に近づく軌道になる可能性がありそうです。今後もっと専門的な研究家から、色々意見が出てくることでしょう。
なお、メールの内容につきまして、こちらから質問をさせていただく場合があるかもしれませんが、ご協力頂ければ幸いです。
なお、日本で今回のような50個/時を越えるような突発的流星群が観測されたのは、(怪鳥の記憶では)1985年のジャコビニ群以来だと思います。ジャコビニ群も母彗星が戻ってきていた年で、予想を大幅に越える活動だったというだけであり、今回のように(一部の熱心な観測者を除いて)全くノーマークだった流星群(あるいは未知の群)の活動は非常に珍しいことです。流星群というものの奥深さがうかがえる、今回の現象だったと言えるでしょう。