このグラフを見ると、太陽黄経というもので140度付近が最も流星数の多い極大(ピーク)となっていることがわかります。今年、この地点を地球が通過するのは13日の夜明け後になり、残念ながら見ることができません。
ただし、12日深夜から13日の明け方は、その前の比較的流星数の多いところを通過するので、そこそこの数が見られるでしょう(グラフの一番下の目盛り)。天の川がうっすら見えるような空では0時頃で1時間に約30個、4時頃で1時間に約50個程度(右側の目盛り)でしょうか。また今年は月明かりがあり、暗い流星が見づらそうなのが残念です。
そして、その前夜(11日晩から12日明け方)、次の夜(13日晩から14日明け方)も、やや少ないながら1時間にから10から30個程度の流星が流れそうです。この3晩が見頃の時期となります。
(これらはあくまで過去のデータからの推測なので、実際の数は増減します。ご注意下さい。)
また虫対策、夜露対策、山の上などの高地で見る場合には寒さ対策にも気をつけた方が良いでしょう。
なお、FAS府中天文同好会は8月11〜13日、長野県で観測を行う予定です。結果がまとまったら、またこちらに掲載しますので、お楽しみに。