府中の星空から〜怪鳥の星空日記〜

1997年4月のバックナンバー



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4月1日(火)

 ついに4月になってしまいました。「完治しました!」とか今日以外に日に叫んでみたい・・・。
 夜、あまり天気がよくなさそうだったので、いろいろとネットサーフィンをしてみました。圧巻だったのは、
NEC本社のライブカメラから見た東京タワー。20時になった瞬間にライトアップが消えました。今日から6日までヘール・ボップ彗星のため、ライトダウンが行われるのですが、東京タワーもその一つでした。このライブカメラ、天気と時間帯を選ぶと、ヘール・ボップ彗星が見えるそうなのですが・・・。

4月2日(水)

 今日病院へ行って来ました。内科の先生もちょっとわからないと言うことで、今度は消化器専門の診療科を受けることになりました。本当に異常はないのだろうか・・・。
 嫁の新しいパソコンの設定などをコツコツやってます。小さいのは良いのですが、いろいろ付属機器を付けるのがめんどくさいですね。
 夜は雨が降りました。最近天気が本当に悪いですね。

4月3日(木)

 風邪の影響なのか、昨日の病院行きで疲れたのか、今朝は起きられず、病院行きは明日に延期。今週は疲れることもあまりしてないのに随分体調が悪い気がします。

4月4日(金)

 今日は消化器センターと言う診療科を受けてきました。これでこの病院で4科めの受診です。触診もされ、大腸の可能性があるとのことでした。今度こそ真犯人が捕まるでしょうか・・・。
 ホクトベガ号と言う名馬がドバイのレース中、事故が起きて亡くなりました。ホクトベガが4歳のときから応援してきて、このレースでようやく引退と言うときだったのですが。競馬に事故はつきものなのですが、テンポイント、サクラスターオー、ライスシャワーと事故で命を落とした名馬を見てきて、やはりなんとかならないものだろうか、と心が痛みます。
 昼間は天気がよかったのですが、夕方から悪くなりました。ずいぶんと星を見てない気がしてます。

4月5日(土)

 今日はFAS府中天文同好会の観測会だったのですが、あいにくの雨天のため、中止となりました。ただ集合場所が自宅前だったので、念のため訪れた門田さん、野島さんと昼下がりを過ごしました。夕方にはヘール・ボップ彗星の写真をもって寺久保さんも登場し、賑やかな佐藤家となりました。
 夜になっても雨はやまず。桜も散ってしまいますねー。

4月6日(日)

 体も治らないうちに、競馬の世界では春のクラッシック競走の第一弾「桜花賞」となってしまいました。一応家にいても「PAT」と言うパソコン通信の一種で馬券を買えるのですが・・・(体調が悪いと馬券も調子悪い?)。
 雨はずーっと降り続いています。前に星を見たのはいつだっけ?星がこれほど見えないのも、この日記始まって以来最長ではないかしら。

4月7日(月)

 相変わらずの雨続き。体調も相変わらずで憂鬱だったりします。
 最近の大雨による土砂崩れで京浜急行が立ち往生してしまったり、横浜で竜巻が起きたりとまさに春の嵐となってますね。ここ府中でも
夕方から雷雨となりました。今別の業者のサーバにもスペースを借りているのですが、そちらが雷の影響でストップしたりしました。
 夜遅くなってようやく雨がやみました。空はまだ曇りのままだけど、明日は晴れるかな。

4月8日(火)

 今日はいい天気でしたね。このまま夕方まで持つかなぁと思っていたら、残念ながら曇ってしまいましたが。
 それでも夕食後に雲の濃淡が気になったので、リトルと二人で多磨霊園まで出かけてみました。半分あきらめていたのですが、いつも見ている場所へ向かう途中で木の陰から
ヘール・ボップ彗星が見えてるのに気づきました。低空で薄雲もありましたが肉眼で十分に明るく、久々にその健在ぶりを味わいました。
 夜痛みで寝付けなかったのですが、夜中から再び晴れ始めたようできれいな星空が広がってました(ずいぶんと久しぶりの星空日記になりましたね)。

4月9日(水)

 今日は眠い一日が続きました。痛みで夜落ち着いて寝られないのが原因なのです。なんか無意味に一日が過ぎてくようで辛いですね。

4月10日(木)

 夜、久々に晴れ間がぶつかりヘール・ボップ彗星が見られました。今まで北よりだったのですが、だいぶ真西に近づいてきたので、物干しから見えるようになりました。こうなると望遠鏡で拡大した像も面白そうです。
 夜もよく晴れてました。久々に見る火星がきれいでした。

4月11日(金)

 今日は昼間、アルデバランが月に隠される現象があるというので、無謀にも物干しで観測しました。さすがに昼間の現象はつらかったのと、やはり痛みを抱えてると集中力がなくて、アルデバラン自体をなかなか見続けることができませんでした。最近痛みが強いのです。
 夜は雲が出てきてましたが、雲間からわずかにヘール・ボップ彗星が見えてました。

4月12日(土)

 今日は星空観測会でした。決して体調が良いわけでもないので無理しないようにしようと思っていたのですが、ヘール・ボップ彗星効果でお客さんはなんと317名。さばいてもさばいてもさばききれない状態に、やっぱりちょっと無理したかなぁと。
 でも天気は良く、府中の空でも立派な彗星の姿が見られました。火星もきれいでした。

4月13日(日)

 今日は皐月賞。ペーパーオーナーゲーム(勝手に馬の所有者になって成績を競うゲーム)の持ち馬「サニーブライアン」を応援していたら、あろうことか勝ってしまいました。もちろん馬券もこの馬から行っていたので、思わぬ臨時収入にびっくりした昼でした。
 夜は同好会のメンバーに接食観測に連れ出してもらいました。厚木の河原でしたが、月の縁に数十秒星が隠されて出てきました。もう一地点と合わすと、月の山の傾きとかがわかります(結果が出たら、またページで報告します)。

4月14日(月)

 決して週末も体調が良かったわけではありませんが、この日は昼間から結構痛んでいた一日でした。

4月15日(火)

 相変わらずの痛みに悩みながらも、今日は一日早い誕生日(明日は明後日の検査のための食事制限があるため)を祝ってもらいました。ただ体調はよくなく、星空を気にするほどの時間はありませんでした。

4月16日(水)

 とうとう今日で30になってしまいました。17の誕生日を入院先の病院で過ごしたことがありますが、それにつぐ病に伏した誕生日となってしまいました。今思えば17のあのときも、まだ違う病気と診断されていた頃でした。人間の体って難しいです。
 夜からは食事制限。疲れているのか、早めに寝てしまいました。

4月17日(木)

 今日は病院で大腸の内視鏡検査でした。これでようやっと病気の原因がわかりました。大腸の中に潰瘍がありました。ようは口内炎みたいなものです。ようやく治療へ一段階ステップアップです。(とはいえ、治りにくそうですが。まだ癌の可能性だってありますし。)
 まだまだかなり痛みますし、完全復活の日はいつ?

4月18日(金)

 夕方、気晴らしを兼ねて諏訪(嫁の実家)に移動。あわよくば彗星をと思ったのですが、長野県はあいにく雨でした。
 一カ月ぶりの諏訪は随分暖かくなっていて、春になってました。

4月19日(土)

 東京では天気と体調が悪くあまり見に行けなかった桜ですが、諏訪高島城の桜は今が満開でした。車からあまり歩かずに見ることができるので、こちらは楽です。
 人手をさけて高遠の桜も見てきました。嫁と出会ってから毎年見ている桜で、仲間に結婚することをうち明けたのが3年前のこの桜の下でした。
 夕方は久々に
ヘール・ボップ彗星を、暗い空で見てきました。下諏訪のいずみ湖と言うところですが、ちょっと走ると暗い空が広がっていて、こちらの方は羨ましいです。
 夜、嫁の実家で一休みして、府中に戻りました。

4月20日(日)

 今日は定例会でした。久々の古い会員が多く、非常に懐かしい面々が集まりました。ついこの間出来たばかりだと思ったのに、なんかもう歴史の古い会になってきたんだなぁと言う実感。
 定例会後、晴れてたら彗星を国分寺跡で見ようと思っていたのですが、残念ながら曇でした。まだ見てない会員の荒井さん、残念。

4月21日(月)

 今日の新聞で、天気予報の「夜半前」と言う言葉が使われなくなることを知りました。「夜遅く」と言う表現になるそうです。「夜半」と言う言葉が使われないからだそうです。同じ理由でなくなりかけた「宵の内」は、「宵の明星」「宵待草」などの表現があるので、セーフでした。
 実はこの日記、「夜半」と言う言葉は非常に多用してます。「真夜中」と言う言葉より、「夜半」の方が僕は雰囲気があると思うのですが、いかがでしょうか。この日記ではきっと今後も使っていく表現だと思います。
 ちょっと体調が悪く、あっという間に時間が過ぎていきました。星空まで気にできなかったです。

4月22日(火)

 この日も結構痛みのある辛い一日でした。痛いとぼーっとして何もしたくなくなります。
 夕方曇りそうだったので彗星はあきらめて家の中にいたのですが、夜半頃空を見たらきれいに満月(ちょっと前かな)が出てました。夕方晴れてたかもしれませんね。

4月23日(水)

 ついにペルー日本大使館人質事件が終結しました。2年半前にペルーに訪れた自分としては、他人事ではありませんでした。実際に訪れたときのリマの都市部はスラム化した場所も多く、貧富の差が激しそうな場所で、治安は不安でした(何しろバスの前をパトカーの先導がつきましたから)。やはり日本の政治のようなきれい事は通用しなかった、と言うのも無理はないのかもしれません。
 昼間は雨が降ってましたが、夕方から晴れ上がり、国分寺跡まで嫁に連れてもらって
ヘール・ボップ彗星を見てきました。他にも彗星を見に双眼鏡を持ってきていた方がいて、ひとしきり会話を楽しみました。

4月24日(木)

 相変わらず、痛みとともにだらだらと過ごした一日でした。痛み出すと、寝っ転がるってじっとしてるしかないんですよね。何もする気が起きなくなって。困ったものなのです。

4月25日(金)

 夕方、そこそこ晴れていて物干しからもヘール・ボップ彗星が見えてました。暗くなったのはしょうがないにしても、まだまだこんな街灯びしばしの場所でも見えるんだからと思うと、やはりすごい彗星です。
 夜も火星がきれいに見えてるんですが、どうしても観測と言う状態じゃないですね。

4月26日(土)

 おそらく条件のよい観測はラストチャンスであろうと言うことで、観音平と言うところまでヘール・ボップ彗星を見てきました。随分と暗くなった感じですが、尾の方はまだまだ立派でした。
 最近寝られないでいると、明け方木星が見えてきています。さすがに観測するにはちょっと体が・・・と思ってるのですが。

4月27日(日)

 昼間は天皇賞でした。よく晴れていたので一人で競馬場まで馬券を買いに(レースは京都なので)行ってみました(電車で一駅)。しかし、駅から競馬場までの往復をちょっと歩くだけで疲れてしまいます。馬券の方はそこそこでしたが・・・。
 夜はへたってました。

4月28日(月)

 結構疲れたんですかね。ずーっとずーっとずーーーーっと寝てました。起きると夕方。なんなんだぁこれは。自分の体は大丈夫だろうか、と思う今日この頃(ずっとだって)。
 そして夜は過ぎていきます。あ、星を見るのを忘れてましたね。

4月29日(火)

 久々に髪を切りました(失恋したわけではありません)。治ったら切ろうと思ってずっと切らずにいたのですが、いい加減うっとうしくなってきたのでした。あぁ頭が軽い。
 夕方、飛行機雲がきれいに見えてました。上空はだいぶ湿度が高いようです。明日は天気が崩れるのかしら。

4月30日(水)

 病院で、どうも大腸の潰瘍(大腸炎)は非常に軽く、こんなに痛みはないはずと言う診断。また暗礁に乗り上げるのでしょうか。検査結果のため、2日にもう一度診察を受けます。
 病院往復も結構疲れたりします。家にたどり着いた頃には、雨まで降ってきてしまいました。


 
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