ホームズ彗星が見やすい

2.5等前後の明るさを保ったまま、バースト直後より大きさ(視直径)が大きくなってきたので、肉眼でも恒星と違った面積体なのが分かります。双眼鏡で見ると、中央部の明るいところとそれをとりまく周辺部を併せてかなり巨大な姿を見ることができます。この先見え方がどのように変化して行くのか興味深いです。<10/28掲載・10/29拡大写真追加>

<星野写真>撮影データ:10/28 20:40頃 撮影地:東京都国分寺市機材:ペッタックスoptio33L(普通のコンパクトデジカメ) 露出4秒・F5・f=105mm程度の撮影画像をトリミング。γ補正。中央下方がホームズ彗星
IMGP17

<拡大撮影>撮影データ:10/29 21:15頃 撮影地:東京都国分寺市機材:MT130H(13cm反射赤道儀)+K12.5mm(倍率64倍)をペッタックスoptio33Lにてコリメート撮影。露出4秒、ISO400。撮影画像をトリミング。γ補正。
IMGP17L

— by てらくぼ 2007年10月28日 21時20分  

ホームズ彗星が大増光!

 ホームズ彗星(17P/Holmes)という彗星が、一晩で肉眼で見えるほどに大増光しました。この彗星は太陽から遠ざかっているところで、10月23日には17等で観測されていたのですが、なんと24日には2等台まで、およそ13等の大増光を見せました。 ちなみにこの彗星、1892年にも大増光しており、約100年ぶりにまた同じような現象が起こったようです。

 取り急ぎ自宅で撮影した画像を掲載します。彗星と言っても肉眼や双眼鏡では恒星状で、望遠鏡で拡大するとコマと呼ばれる部分が丸く見られました。(ペルセウス座に位置しています)

17P

— by 怪鳥 2007年10月25日 08時53分  

10/21~22は、オリオン座流星群が極大

 ハレー彗星を母天体とするオリオン座流星群が、21日晩~22日未明に極大を迎えます。昨年は予想外に大出現し、驚かされましたが、今年も若干期待がもたれます。

 昨年の大出現はおよそ3000年前にハレー彗星から放出されたダストによってもたらされたことがわかりました。この一連のダストの部分は、2010年頃まで地球と接近する可能性があり、今年も、昨年ほどではないにしても、若干活動が活発になりそうです。

 今年期待されるダスト・トレイルとの接近は次の通り。

-1265年放出 10/20 7:52-1197年放出 10/22 2:02-1197年放出 10/22 2:05-1197年放出 10/22 5:06

 ざっと見た感じでは、10/22の方がダストが集まりやすい傾向にあり、10/21の夜から22の未明に期待がもたれるわけです。 昨年は1時間に100個を記録した観測者が出るほどでした。今年はそこまで多くはなさそうですが、どのくらいの出現が見られるでしょうか。

— by 怪鳥 2007年10月20日 15時11分  

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