今年のしし座流星群

今年もしし座流星群が見られる季節となりました。しし座流星群といえば2001年の大出現(流星雨)が思い出されますが、今年は日本で観測可能な時間帯に目だった出現は見られそうもありません。世界的に見ると、1932年放出のダストとの接近により多少まとまった数の流星(1時間当り数十程度か)が流れる可能性がありますが、日本時間では19日の日中になるため国内でこの出現を見ることはできません。日本で見られる流星数は、空の暗いところで1時間当り5個程度、都市部近郊など空の明るいところでは1時間空を眺めていても1個も見られない程度ではないでしょうか。そのような状況ですから、明確な極大は確認できず、11/17~11/19頃は同じ程度の出現になると思われます。

— by てらくぼ 2006年11月17日 08時41分  

水星の日面通過の画像

水星の日面通過の写真を取り急ぎ掲載中央左よりの黒い点がそうですが画面で分かるでしょうか?(てらくぼ)

ひとつ画像を追加しました。終わり頃です(怪鳥)。
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日面通過

— by てらくぼ 2006年11月9日 07時05分  

小惑星の衛星による恒星の食に成功?

 11月8日未明、東日本において小惑星カリオペによる恒星の食が観測されました。この現象は、約9等の恒星の手前を小惑星が通過して恒星を隠し、その際に恒星が小惑星の明るさ(10.7等)まで暗くなるというものです。 怪鳥は府中の自宅にてこの現象を観測し、3.2秒の減光を確認しました。しかし、この減光は小惑星カリオペ本体ではなく、小惑星の衛星であるライナスによるものである可能性が高いことがわかりました。 カリオペ本体の減光は、茨城・福島・宮城などで10秒以上の長い減光が捉えられた模様ですが、これとは別に、神奈川・東京・埼玉で観測された数秒間の短い減光が、衛星ライナスによるものであると推測されます。 詳しい情報が入りましたら、またお知らせします。

— by 怪鳥 2006年11月8日 18時56分  

 

明日9日朝に水星の日面通過

 明日11月9日朝は、水星が太陽の手前を横切る日面通過(太陽面通過)現象が起こります。日本では現象の後半を見ることができます。つまり、日の出のときにはすでに水星が日面上を通過中で、その後9時過ぎまで、太陽面を水星の「黒い点」が通過していきます。 ただ、例え適切なフィルターで減光をしても、水星は小さすぎて肉眼では観測できません。望遠鏡に投影板を取り付けて投影するなどが必要となります。(※絶対に太陽を直接見ないでください。) この他、臨時に科学館などで観測会が開かれたり、ネット中継などもあるようです。詳しくは、国立天文台のページなどをご参照ください。 また、当方も個人的に何らかの形で撮影したいと思っています。成功した場合には、ページ上で公開します。 ◆前回2003年5月7日の様子(PCでどうぞ)

— by 怪鳥 2006年11月8日 16時05分  

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