府中の星空から〜怪鳥の星空日記〜

1996年1月のバックナンバー



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1月24日(水)

 寒かったですが、非常にきれいな星空でしたねー。ちょっと仕事で遅くなってしまい、夕方の金星は見えなかったのですが、会社帰りに沈み行く月がきれいでした。
 実はこの日、
小惑星Ireneによる7.4等の恒星の食があり、この観測をしたのですが、残念ながら恒星は隠れませんでした。観測が終わって空を見上げると、まぁきれいなこと(^^)。丁度、北斗七星のミザールの側にある5等星アルコル(北斗の拳で言うところの死兆星って言うんですか?私は良く知りませんが)が見えましたので、府中でも5等までは見えていたんだろうなぁと思います。この冬は、晴れると星空がきれいなことが多いですね。

1月25日(木)

 この日、さだまさしのコンサートが府中市の府中の森芸術劇場(府中市郷土の森とは似て全く非なる施設なので、ご注意を!)にてありまして、怪鳥はそれに自転車で行って来ました。帰りの道中、流し見してもおおいぬ座の形がわかるほどの空でした。また西空に傾く月が横に寝ていて、丁度受け皿のようになっていたのが印象的でしたぁ。(ところが、雲が広がってしまったみたいですね。現在2時ですが)

1月27日(土)

 この日は、府中市郷土の森博物館で、星空観測会がありました。環の見えない土星や米粒型の金星、それから上弦の月のクレーターなんかを見てもらいました。お客さんの中には、家に望遠鏡があるという方が何人かいましたが、20cmクラスで見る月面なんかは、やはり迫力が違うようで、非常に喜んで見ていただけました。一方で、後半にお見せしたM42(オリオン座大星雲)等は、府中の空では非常に貧弱で、「写真を思い浮かべると・・・」と言うため息がこぼれました。。。「もう少し空のきれいな所では、色こそよくわかりませんが鳥が翼を広げた姿がきちんとわかるんですよー」と言う説明も空しいですね。この光害は何とかならんのでしょうか。

1月28日(日)

 昼間は青空が広がっていたものの、夕方から薄雲が出て、春空のようなおぼろ月になりました。最近は(晴れてさえいれば)非常にきれいな空が見られていましたからね。空の方も立春が近づき、春めいてきているのでしょうか。そんな感じがしました。

1月29日(月)

 結局仕事が忙しくて、ろくに空も見ずに家に着いてしまいました。ここ府中の星空は星は見えてますが、透明度はあまりよくないようですね。透明度がよいときは、シリウスとかしゅっげー明るく青く見えますからね。
 ところで、おおくま座に10等の新彗星が発見されたようです。今百武彗星が明るくなってきてますし(8等台らしい)、なかなか昨年後半から彗星界は賑やかですね。

1月30日(火)

 夜中にホームページの準備をせっせとしていたら、突然温風ファンヒーターがお腹が減ったと鳴り出しました。仕方なく庭に灯油を入れに出ると、隣の隣の家(鉄筋のクリーニング屋さん)の屋上がほんのり明るいじゃないっすか。うー、あんな所に電灯をつけるなんてぇ、と思いながら灯油を満タンにし、部屋に向かってふっと振り返ったら、何のことはない、建物の向こうにあるのは半月よりも少し太い「月」じゃないっすか。
 こういう時、月の明るさを思い知らされますね。(^^;)


 
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