おそらく最後のアトラス彗星(C/2024 G3)

立川でアトラス彗星(C/2024 G3)の撮影をしました。現地では、双眼鏡でも、モニタ上でも確認できず、たたただきれいな夕焼けと富士山を見るばかりでしたが、帰宅後の画像上でかすかな彗星像を見つけました。地平線近くはやはり薄雲の影響を受けやすく、条件が悪かったと思うのですが、なんとか捉えられてほっとしました。この後は日々暗くなり、また高度も下がりますので、私にはおそらくこれが最後の姿となりそうです。

20250118-3

ついでに夕焼け全景。

20250118-1

 

— by 怪鳥 2025年1月18日 23時58分  

夕方に見え始めたアトラス彗星(C/2024 G3)

長らく更新してなかったのですが、だいぶややこしくなってきたので、一度書き込みます。1/13に近日点を通過したアトラス彗星(C/2024 G3)を1/14夕方に伊豆半島にて撮影してきました。この彗星は地平高度が上がらず、正直厳しいです。この画像も日の入り14分後で、地平高度1.3度という状況でした。ただ霞もある状況でこれだけ写るので、かなり明るいのは間違いないのですが、北半球からは条件が悪く残念です。
20250114-1

 

— by 怪鳥 2025年1月15日 00時02分  

アトラス彗星、分裂

今年の5月に明るくなり、場合によると大彗星になると期待されていましたアトラス彗星(C/2019 Y4 (ATLAS))ですが、残念ながら分裂してしまい、消滅のおそれもある状態となってしまいました。これまでに観測された等級をまとめたグラフです。
等級推移

当初は薄いピンクのグラフの勢いで増光したのですが、これは一時的なもので非現実的でした。そうでなくても青色のラインぐらいに明るくなるのでは、と見ていましたが、急に暗くなり、さらに彗星が分裂している様子が捉えられるようになってきました。現在は太陽に接近しているにも関わらず、暗くなっているという状況です(緑色のライン)。分裂したあとに残された彗星核が、再び増光に転じる可能性は残されるものの、大彗星にはなりそうもなく、またも期待外れの彗星になってしまいそうです。

 

— by 怪鳥 2020年4月14日 16時02分  

3彗星の画像

 先日の当会遠征観測会にて、3つの彗星を撮影してきました。当日は、かなり雲の多い天候になってしまいましたが、かろうじて短時間に撮影しました。それぞれトリミングサイズを同じにしていますので、見かけの大きさが比較できます。

■タットル・ジャコビニ・クレサク彗星
 接近中のため、短時間の露出でも少し移動しているようですね。
41P-20170423

■ジョンソン彗星
 尾が写っていますが、結構不思議な方向に向いているそうです(古い大きいダスト)。
C2015V2-20170423

■ラブジョイ彗星
 崩壊しつつあるようです。写真でも、姿がはっきりせずに、ぼんやりと写りました。
C2017E1-20170423

なお、こと座流星群は全く写野に写すことができませんでした。寺久保さんの撮影された写真の流星は、ムービーの方で画角の本当の端っこに少しだけ写っていましたが・・・(流星が「縦に」半分だけ映っていました・・・いずれ紹介できれば)

 

— by 怪鳥 2017年4月24日 23時00分  

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