カノープスは全天で2番目に明るい恒星ですが、南天にあるため北半球の中緯度以上では見ることが難しい天体です。東京では南中時でも高度が2度ほどにしかなりません。位置は、全天で一番明るい恒星シリウスの真下よりやや西より(正確な位置はアストロアーツのページなどを参照して下さい)で、1月下旬なら21:30頃、2月下旬なら19:30頃に南中し見やすくなります。全天で2番目に明るいとは言っても、超低空に見えるため大気の減光によりとても暗く見えますから見るためには双眼鏡などを用意した方が良いかも知れません。
写真は、2007/1/25に東京都国分寺市にて撮影したもの。まんなか上方にうっすらと写っているのがカノープスです。