2004年6月8日の金星の日面通過
現象としては122年ぶり、日本で見られるものとしては130年ぶりの「金星の日面通過」現象が、今年6月8日に起こります。こちらの情報です。
●雲間から捉えた画像
東京多摩地区はとても雲の多い天候だったのですが、かろうじて雲間から捉えることができました。
日本で天気が悪かったら、これらからどうぞ。
現在は、過去・未来の現象の日付について掲載中。
全経過見られる範囲は図の緑の部分で、中央アジア、中東、ヨーロッパ、アフリカの大半、です。日本は第一・第二接触が可能域(ピンク)の範囲に入っていて、経過の前半〜中盤が見られます。
金星は14時11分に太陽面にさしかかります(第1接触)。太陽面の縁の一部にくぼみができるように見られます。この後金星は、約19分かけて太陽面の内部へと移動していきます。完全に入り込むのは14時30分です(第2接触)。金星は太陽面上の「黒い点」としてしばらく見られます。
最も内側に入り込むのは17時13分頃、この後現象は20時過ぎまで続きますが、その前に地平線に沈んでしまいます。府中の場合は18時55分に金星没となるまで(日没は18時57分頃)観測可能ということになります。おおむね西日本ほど日没が遅いので、長い時間観測できます。
なお、第1接触、第2接触、最も内側まで入り込む現象時刻は、日本国内に限れば違いはわずかで、数十秒程度の差です。
なお、普通のサングラス、黒い下敷き、カラーフィルム、CD-R、CD-RW等は目を痛めますので、絶対に避けましょう。またカメラ用のNDレンズも、熱線を若干通すので避けた方がよいとの話を聞いたことがあります。注意しましょう。
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当サイト内にあるページです。前回1874年に長崎で観測したフランス隊が残した金星観測碑の記事です。
アストロアーツ社による金星の日面通過の特集ページです。なお同社より発行されている「月刊星ナビ6月号」に、怪鳥が書いた記事(前回1874年に各国から来た観測隊について)が掲載されています。
せんだい宇宙館のニュースのページです。