日食のお薦め減光法
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日食グラス(ビクセン)
確か1987年に沖縄で金環食が見られたときに、望遠鏡メーカーのビクセンから発売された、肉眼太陽観望用のフィルター。裏にアルミが蒸着してあって、太陽光を反射してカットするもの。今でもたまに望遠鏡ショップで見かけることがあります。当時の定価は600円でした。
SUN FILTER(ケンコー)
こちらはいつ発売されたか、残念ながら私は知りません。材質は書いてないですが、ビクセンのようなアルミ蒸着タイプではなくて、フィルター自体が黒くて光を吸収するタイプだと思います。定価1,200円ですが、まだ売っているでしょうか?
おまけ
これは1995年にタイへ皆既日食を見に行ったときに、コンビニで売っていたのを買いました。黒いフィルムのようなものが目の部分に貼ってあります。品質についてはよくわかりません。
白黒フィルムの感光部分
カラーフィルムは色素を使用しているので、感光して黒くなっている部分でも熱線は通過するので、不可だそうです。
白黒フィルムは銀粒子が定着して黒くしているので、熱線を通さないらしいです(実は私はあまり詳しくないのです)。なので黒い部分を使うとよいそうです。濃さが足りない場合は、何枚か重ねるとよいと思います。ちなみに右の下の写真はミニコピーと言うフィルムです。
スライドグラス+ろうそくの「すす」
ガラスにろうそくで「すす」を付ける方法は、古典的ですがかなり有効な方法です。お薦めは顕微鏡に使うスライドグラス。大きさも適当ですし、またちゃんとした実験用は熱であぶることもあるので、比較的熱に強いです。
まずスライドグラスは余裕を持って何枚か用意します。ろうそくを灰皿かなにかに固定して火をつけ、その上でスライドグラスをあぶります。ろうそくの炎のどのくらい近づければよいかは、何回か経験するとコツがつかめると思います。なお、ろうそくにあぶる時には、あぶったところが熱くなりますから、やけどには十分注意します。

さて、これですすの付いたガラスが出来ますが、すすの付いた面に何かが触ると、すすが取れてしまいます。これだと不便なので、すすの付いてないスライドグラスを、すすの付いたスライドグラスの面にくっつけて、動かないようにテープで端を固定してしまいます。
作業はすすを付けたスライドグラスが十分に冷えてから行います。テープは両面テープを両端に付けるのが、失敗が少なかったです。
これで、すすの付いた面が保護されて、立派なフィルターが出来上がります(図右)。ただ、スライドグラス二枚を合わせるときに、横に滑らしてしまうと、すすがこすれてしまいますので、注意しましょう。(図左)
なお、失敗したスライドグラスも、十分に冷えてからティッシュで拭けば、また再利用できます。
観測するときは、出来上がったフィルターの適当な濃さの部分を選んで、太陽を見るとよいでしょう。(但し、濃度にムラがありますので、これを用いる場合は片目での観望になります)
実際に太陽を覗いてみました
日食グラス
減光度はかなり強いです。スライドグラスのムラを除くと、最も減光されてます。
SUN FILTER
こちらも良好な減光です。やや緑がかった太陽になります。
タイのお土産
やや減光が甘い?気がしました。
スライドグラス
今回作ったものは中心部は濃すぎでした。作業上、周辺部に行くほどすすが薄くなり、この中間辺りに丁度良い濃度の部分があるようです。適当な濃度のものを作るのが難しい感じです。ただ観測するときに適当な部分を使うようにすればよさそうです。
太陽はオレンジ色になります。
白黒フィルムは、適当な濃さのものがありませんでした。
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