リトルの「Thailand(タイ)と1995皆既日蝕」旅行記

 その2


●バンコクの水上生活でかかせない川

 「メナム川」といえば、聞いたことのある人も多いはず。しかし、正確には「チャオプラヤ川」が正しい。”メナム”とは”川”の意味なので、”川川”になってしまうのだ。
 チャオプラヤ川の水は、はっきりいって汚い。上流では今でも生活用水として、食事・洗濯・風呂などに使い、そして下水道の役も兼ねているという。しかし、濁っていてもよどみなく流れているためゴミなどはなく、夏の諏訪湖のようなひどい匂いもない。
「この茶色い水が普通にきれいなのだ」と現地ガイドさんは愉快そうに笑う。
 ちなみにこの川の上流が、あの有名な「黄金の三角地帯」(タイ、ミャンマー、ラオスの国境)である。
 このチャオプラ川の両岸には観光地(寺院や王宮など)が多く、私たちを乗せた水上バスはビュンビュンと茶色いしぶきをあげて、豪快に走るのだった。


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