2009年7月22日には、トカラ列島などでは皆既日食が、また日本全国では部分日食が見られます。こちらの情報です。日本の陸地で皆既日食が見られるのは、1963年7月21日に北海道東部で見られて以来、約46年ぶりのことです。
(図はEmapWinから加工して作成)
この日食が見られる範囲は上の図のように、アジアとオセアニアの一部などです。日本は部分日食が見られる範囲に全域が入り、全国で欠けた太陽が見られます。
また真ん中のピンク色の細い帯の中では、皆既日食が見られます。日本では、奄美大島の一部、トカラ列島、屋久島、種子島の一部、硫黄島などがこの範囲に入ります。
この皆既帯に近いほど、部分食は深くなります。したがって九州以北では南(西)に行くほど、奄美以南の南西諸島では北に行くほど、深い部分食が見られます。
東京・府中では食分約75%の深い部分食となります。府中でこのような深い食分となるのは、1958年4月19日(八丈島などで金環日食)以来、実に51年ぶりのことです。
当会メンバーも数名が皆既日食観測に臨む予定です。撮影できましたら、ご報告したいと思います。
以下は、府中市郷土の森博物館の星空観望会にて配布中(一部配布前)のパンフレットです。よろしかったら参考情報にしてください。