皆既月食中の色(明るさ)の観測方法

 皆既月食中の色(明るさ)についての観測のお願いです。


 皆既月食の色は、毎回かなり極端に変化します。怪鳥はこの色に非常に興味を持っており、個人的に皆既月食中の色についてのデータを集めています。
 ぜひ、以下の方法による皆既月食中の色(明るさ)の観測にご協力お願い致します。

 2000年7月の皆既食では多くの方にご協力いただき、まことにありがとうございました。今回は平日の早朝という条件ですが、ぜひ観測をお願いいたします。
 なお方法については前回の反省を元に、若干変更してあります。

 皆既月食の色についての解説はこちら


●観測方法

 観測は肉眼で行います。以下の1と2を合わせて、評価してください。

1.各時点での観測

 「皆既食開始の頃」「食の最大の頃」「皆既食終了の頃」の3時点での評価を行います。なお、今回の皆既月食では、皆既食終了の頃に従って月が低くなり、条件が悪くなるため、「開始の頃」と「最大の頃」の2回の観測でも可とします。(逆に「最大の頃」と「終了の頃」の後半のみでも一応可とします。)

2.総合評価

 皆既食全体(前半のみ、後半のみを含む)を通じての総合評価を行います。
 「皆既食開始の頃」または「終了の頃」だけ観測した方は、今回は必要ありません。

3.観測時点について

  1. 皆既の開始の頃(4時50分頃)
  2. 食の最大の頃 (5時20分頃)
  3. 皆既の終了の頃(5時50分頃)

  4. 総合評価(皆既全体を総合的に見て、どう感じたか)

4.観測評価スケール

 以下のスケールに従って、スケール値を決めて下さい。表では5段階ですが、その中間の0.5まではOKとします。
 例)L=1とL=2の中間だと感じた場合・・・・L=1.5


各時点における評価用の
ダンジョンスケール
総合評価用
ダンジョンスケール
L=0非常に暗い月食で、月はほとんど見えない非常に暗い月食で、特に食の中心で月はほとんど見えない
L=1暗い月食で、灰色または褐色がかり、細部は見分けにくい暗い月食で、灰色または褐色がかり、細部は見分けにくい
L=2暗い赤または赤錆色の食で、影の暗部はとても暗く、明部は比較的明るい暗い赤または赤錆色の食で、影の中心はとても暗く、影の周辺部は比較的明るい
L=3れんが色の食で、明部は明るいかまたは黄色いれんが色の食で、通例、影の縁は明るいかまたは黄色い
L=4非常に明るい赤銅色またはオレンジ色の食で、明部は青みがかって非常に明るい非常に明るい赤銅色またはオレンジ色の食で、影の縁は青みがかって非常に明るい

 なお、前回お願いした「空の状態も含めた観測」については、データがほとんど集まりませんでしたので(前回3件)、今回は省略させて頂きます。

●観測報告

 送信フォームを作りましたので、こちらからご報告下さい。
 また観測用のメモもありますので、プリントしてご利用下さい。
 データは集計して、このページに掲載する予定です。


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