6.交差していた物質の分布が乱れる期間(〜2021年)


 彗星の近日点距離は地球軌道の外側で安定したままで、彗星近傍については、前期間とあまり変化はない。
 ただし、1998年に突発出現をみせたような、彗星から約2年ほど遅れて回帰していた流星物質は、木星の摂動を受けて、分布が崩れ始める。地球接近時期と回帰の時期もずれ、流星出現の可能性は低そうである。

X軸:降交点通過時刻(T1)  Y軸:降交点通過時の太陽との距離(r)
*:彗星本体



図 2015年回帰時の流星物質の分布





図 2039年回帰時の流星物質の分布


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