7.再び交差する期間(2027年〜)


 木星と彗星が接近するようになり、2公転毎に摂動を受けるようになる。その影響で近日点距離は小さくなり、再び地球軌道付近を通過するようになる。このため、比較的新しく放出された流星物質も地球軌道と交差するようになる。
 特に2039年回帰時には、大出現の可能性がある(2045年についてもかなり可能性が高いが未計算)。

7−1 2027年〜2033年

 彗星は2025年に彗星に接近し、近日点距離が小さくなる(q = 1.23→1.13)。このため、比較的新しく放出された彗星近傍の流星物質の一部が、地球軌道と交差するようになる。
 しかしながらこの2回の回帰については、回帰時期と地球通過とのタイミング悪く、流星出現の可能性は低そうである。

X軸:降交点通過時刻(T1)  Y軸:降交点通過時の太陽との距離(r)
*:彗星本体



図 2027年回帰時の流星物質の分布





図 2033年回帰時の流星物質の分布


7−2 2039年

 彗星は2037年にさらに木星へと接近し、その軌道は地球軌道のごく近くへと遷移する(q = 0.98)。このため、2039年には流星出現の可能性が高いと推定される。

 また2045年については未計算であるが、さらに回帰時期が良いため、好条件で流星の大出現の可能性が期待される(これについても、近々計算する予定である)。

X軸:降交点通過時刻(T1)  Y軸:降交点通過時の太陽との距離(r)
*:彗星本体



図 2039年回帰時の流星物質の分布


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