彗星軌道は地球軌道の外側で安定する。近日点距離は地球軌道の外側でほぼ一定となり(q = 約1.25)、新しく放出された流星物質は地球軌道と交差しない。
しかしながら、彗星から大きく遅れて公転する一部の流星物質は、引き続き地球軌道付近にとどまる。またこれらは彗星とは別に木星の摂動を若干受け、徐々に地球軌道の内側へと遷移する。
これらの、流星物質が地球軌道と交差する時期と、地球が通過する時期が比較的近く、状況によっては流星出現の可能性がある。
流星が出現しそうな年は、1980年、1986年、1992年、1998年、2004年、2010年である。実際、1998年には突発出現が確認されている。
X軸:降交点通過時刻(T1) Y軸:降交点通過時の太陽との距離(r)
*:彗星本体
図 1976年回帰時の流星物質の分布
図 1983年回帰時の流星物質の分布
図 1989年回帰時の流星物質の分布
X軸:降交点通過時刻(T1) Y軸:降交点通過時の太陽との距離(r)
*:彗星本体
図 1996年回帰時の流星物質の分布
X軸:降交点通過時刻(T1) Y軸:降交点通過時の太陽との距離(r)
*:彗星本体
図 2002年回帰時の流星物質の分布
図 2008年回帰時の流星物質の分布