撮影時刻:1997年11月1日 4h50m頃 露出約3分
機材 :オリンパスOM-1new 135mm F2.8(F4.0に絞って使用)
フィルム:フジG800
撮影者 :佐藤 幹哉
著作権 :同上
撮影地 :静岡県熱海市滝知山展望台
ヘール・ボップ彗星に別れを告げるべく、向かった観測旅行での撮影です。当日は冬型が強く、強風にあおられながらでしたが、南に低いその像を確認してきました。眼視的には、双眼鏡では見つけられず、13cm反射でかろうじて確認できました。もっとも薄明開始頃からはコントラストがついて多少見やすくなり、わずかに尾なのか、コマの広がりなのか、ややいびつな形もわかるようになりました。
やや強引に取り込んでみますと、右上に像が伸びているのが確認できます。
今年の春を中心に目を楽しませてくれたヘール・ボップ彗星。まだ、南半球に行くなどすれば観望できる可能性は残されてますが、私にとっては、これが最後の画像となることでしょう。
「ありがとう」そして「さようなら」の言葉を贈らさせて頂きます。