73P/Schwassmann-Wachmann(シュワスマン・ワハマン第3彗星、シュヴァスマン・ヴァハマン彗星(73P))
2006年5月、地球にかなり接近して話題のこの彗星の情報です。50個以上の分裂した核が観測されています。
<概要>
2006年5月、Schwassmann-Wachmann彗星(73P)が地球に接近します。
この彗星は1995年に核が数個に分裂し、明るさも従来よりかなり明るく観測されるようになりました。2006年の回帰では、地球と非常に接近し大変好条件で観測することができます。
なおこの彗星ですが、実際にはかなり多くの核に分裂したようで、好条件の2006年になって、非常に多くの核(50個以上)が確認されています。このうち明るくて観測しやすい核は、C核、B核、G核(4月下旬現在)です。
彗星の読み方は「シュヴァスマン・ヴァハマン彗星」が正しいようですが、長く「シュワスマン・ワハマン彗星」と呼ばれてきたこともあり、後者の方が多く用いられるようです。なお、同名の短周期彗星は3つあるため、今までこの彗星は「シュワスマン・ワハマン第3彗星」と呼ばれてきましたが、現在は「73P」という番号で区別するようになりました。ちなみに第1彗星が29P、第2彗星が31Pです。
また、地球に近づくということで、関連流星群の出現も期待されていますが、残念ながら理論上はあまり条件が良くありません。詳細はこちらのページをご覧ください。
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<軌道要素>
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