きく7号(ETS-VII)を打ち上げた「H-IIロケット」が明るく見える(1998.5)


 こちらにも話題としてあります「きく7号(ETS-VII)」は、1997年11月28日に打ち上げられましたが、その時に打ち上げた国産大型ロケット「H-II」も、地球の周りを回っています。

 このロケット部分ですが、5/4〜11日頃の夕方、ほぼ全国的に見やすくなると予想されてます。かなり明るく見られるようで、怪鳥が4月23日朝確認したときは0等より明るく(マイナス0.5等級程度)見えました。また、高度が500kmと比較的低い(シャトル・ミールよりやや高い程度です)ので、移動も早めでダイナミックです。

 またロケットは長細い形をしているので、回転方向によっては光度変化があるかもしれません。夕空に移動する光点を見ながら、打ち上げたロケットはこんなところを回ってるんだなと思いをはせるのはいかがでしょうか。

お薦めリンク

H-IIロケット部分(ETS-VII)の予報
三島さんのページです。各地の予報や、JAVAによる経路計算もあります。


 なお、このロケットはしばらく観測された後、1999年1月28日早朝に中国大陸上空で燃え尽きた模様です。お役目ごくろうさまでした。


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