昨年11月28日に打ち上げられた技術試験衛星VII型(きく7号)は、「おりひめ」と「ひこぼし」と呼ばれる二つの部分からなり、ランデブードッキング実験が行われる予定です。この「おりひめ・ひこぼし」からのライブ映像をインターネット中継する計画があり、こちらで公開される予定のようです。
なお、この衛星は周回する高度が低いため、シャトルやミールのように高速で移動する姿が見られます。予報は三島さんの人工衛星を見よう第二サイトで「ETS-7」の予報をご覧下さい。
この日、17時52分頃と19時30分頃見られるとの予報が出されてました。17時52分の方は、薄明で空がまだ明るかったため、肉眼では見えませんでした。双眼鏡では高速に移動する約3等の衛星が見えました。
19時30分の方は、空が暗かったため肉眼でもかろうじて見られました。明るさは2等台後半でしょうか。シャトルよりはゆっくりなのでしょうが、高速で移動する暗い衛星に慣れてないので、かなり速いように見えます。
右の画像は、17時52分頃にビデオ(10倍感度相当)で捉えた像です(4秒間隔の2コマを合成)。肉眼で確認できそうになかったので、予報通りの位置へビデオを構え、あとで再生して確認しました。1コマの露光は1/4秒相当なのですが、その間にも位置がずれて線状になってます。