2017年5月6日 みずがめ座η流星群

 みずがめ座η流星群の観測に、富士山の麓までやってきました。放射点が地平線からのぼってくるのが1時過ぎ、3時半過ぎると薄明で空が明るくなるというこの流星群の場合、実質1時間半くらいしか観測できません。うーん流れないなぁと思っていたのですが、2時半頃は少々活発化した感じがします。まぁダスト・トレイルの影響があったかと言われると・・・うーむですが。
 動画でも富士山と流星の風景が撮影できました。この辺はトピックスLink などご参照のこと。
みずがめ座η群と富士山の画像


 写真は、薄明が始まって空がだいぶ青くなってきてからの一コマです。飛行機雲が流星と同じ方向にかかっているのが印象的。

   

2017年4月11日 天文台ゼミとみずがめ座η群

 太陽系小天体セミナーが、今年度から火曜日に変わりました。職場が決まると出られなくなる可能性が高いので、今のうちに参加したいと思っています。さて、本日は急きょ内容の変更が必要になりましたので、先日、さらに計算したみずがめ座η群Link のお話もしてきました。流星が増えるか、と言うとそこまで条件が良いわけではないのですが・・・。なかなか難しいですね。もしよろしければご注目ください。
ダスト・トレイルの図



   

2013年8月29日 学会発表

 今日は学会で口頭発表の日でした。発表自体は、結構なんとかなるのですが、質問がやはり聞き取れません。でも参加している人たちはとてもあたたかいので、色々フォローしてもらいつつ、無事おわりました。みずがめ座η流星群の予報のお話しでしたが、最新の話題ということもあり、結構関心が高かったようです。とりあえず一安心。
学会発表


 エクスカーションでは、隕石孔を見学。きれいに丸く池のようになっているのですが、本物かなぁ。。。まぁ大きな隕鉄は本物でした。

         

2013年5月7日 みずがめ座η流星群、予想通り活発に出現!

 今年、みずがめ座η流星群のダスト・トレイルが地球に接近しそうなことはだいぶ前からわかっていたのですが、なかなか本格計算に取り組めませんでした。でも少し進めたところで、やはり接近傾向が見えてきます。「もしかしたら出現数が増えるかも」と、とり急ぎ、NMS(日本流星研究会)のメーリングリストに投稿したのが5月1日のことでした。その後、なんとか時間を見つけてもう少し詳しく計算をしたところ、日本の6日昼~7日朝頃に接近するダスト・トレイルを見出しました。「うーむ・・・」悩んだ末、やはり世界的に広く見てもらおうと、IMO(国際流星機構)のメーリングリスト(meteorobs)にも、5月4日に(下手な英語ですが)投稿して観測を促すことにしました。最も活発化しそうな頃に観測できるのが、ヨーロッパあたりだったからです。
 すると、ヨーロッパから見事な出現の観測報告が入ってきます。その後はアメリカでも活発な様子とのこと。これは日本でも見えるかもしれません。
 そして、迎えた6日深夜、富士山近くまで遠征して観測に臨みました。みずがめ座にある放射点が地平線からのぼってくる1時半を過ぎると、すぐに長い経路の明るい流星が流れ始めました。「あ、これは大変だ。」 すぐ観測準備を整えて、ビデオ、カメラを自動で回しつつ、眼視観測をリトルと開始。
 結局のところ1時間あたりに直すと20個そこそこの出現でした。しかし、普段の年は1時間に10個も見られたら多いという流星群です。なにより時々流れる明るい火球クラスの流星が目を楽しませてくれました。やがて薄明が始まり、空が青くなってきた3時45分頃、-6等の大火球が出現。これまでで最大級であろう活発な出現の最後をしめくくってくれました。
 「こんなにも楽しめるのだったら、もう少し早く計算をして、もっと広く伝えなければいけなかった」というのが今回の反省。見逃してしまったみなさん、本当にすみません。
富士山とみずがめ座η流星群



     

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