また西日本をはじめとする東〜中央アジアの一部や、オーストラリアなどでは、部分日食が見られます。
(右図は、客星さん作成のフリーソフト「EMAP」に若干手を加えてて作成したものです。なお、作者の客星さん(竹迫忍さん)のホームページ「古天文の部屋へようこそ」はこちらです。ソフトのダウンロードもできます。)
日本では、西日本で部分日食が見られます。下図はその見られる限界線(境界)付近です。
限界線は、島根県江津市、岡山県邑久町、兵庫県北淡町・淡路町、和歌山県泉大津市、三重県志摩町などを通過しています。これより南側では部分日食となりますが、限界線に近いところでは、欠けているかどうかわかりにくいかもしれません。
欠ける部分は南に行くほど多くなり、石垣市では食分で約0.34(太陽直径の34%内側まで、月が入り込む)となります。
都市名 開始 最大 終了 食分 和歌山市 9:51:22 10:04:28 10:17:34 (0.010) 岡山市 9:55:48 10:02:28 10:08:58 (0.002) 久留米市 9:26:43 9:56:48 10:27:54 (0.056) 鹿児島市 9:15:30 9:56:39 10:40:00 (0.107) 那覇市 8:49:23 9:51:31 11:00:07 (0.280) 石垣市 8:40:03 9:45:36 10:59:20 (0.344)
なお、普通のサングラス、黒い下敷き、カラーフィルム等は目を痛めますので、絶対に避けましょう。またカメラ用のNDレンズも、熱線を若干通すので避けた方がよいとの話を聞いたことがあります。注意しましょう。
また、墨汁を器に入れて、その水面に太陽を映すとまぶしくなく見えるそうです。1988年に小笠原沖で皆既日食を見たとき、これをしている方がおりました。