流星の正体は、彗星(ほうき星)が太陽に近づいたときに、熱で溶けて放出した塵(ちり)だと言われてます。これがたまたま地球に飛び込んできたとき、大気との摩擦で高熱になって光を放ち、流星として私たちの目にきれいな姿を見せるのです。
最も多く見られるのは8月12日の明け方で、天の川が見えるようなきれいな空では1時間に50個くらいと言われます。また前後日でも1時間に30個くらいは、見られそうです。明け方になるほど見やすくなります。
ところで、「ペルセウス座流星群」と言うのは、流れた流星の方向をたどると、ペルセウス座のある一点に集まるのでこう言われます。これを輻射点(ふくしゃてん)、または放射点(ほうしゃてん)と言います。ペルセウス座にだけ流れるのではないのです。が、この放射点が高く昇るほど、見られる流星の数は多くなります。なので23時(午後11時)頃では、明け方の3割〜半分くらいの数が見られると思います。
また当然、東京のように空の明るい場所では見られる数も少なくなります。府中くらいの空では半分より少な目といったくらいです。できるだけ暗い、きれいな空で見たいものですね。
(星図は StellaNavigator、AstroArts/ASCII を加工して作ってあります)