'99年のペルセウス座流星群の情報

 毎年お盆前の夜空をいろどるペルセウス座流星群は、8月12日夜にピークを迎えます。空のきれいなところでは、1時間に50個ほどの流れ星が見られました。


観測報告

 当会および当会メンバーによる観測報告です。
 なお、8月までの掲載データに誤りがありましたので、ご注意ください。

Aug.12-13/1999
Time          min   Ls      h    Lm  Cl All Per   HR  CHR  ZHR   Obs.        Rec.
--------------+--+-------+-----+----+--+---+---+----+----+-----+------------+------------
00h30m-01h00m  30  139.51  39.6  5.8  0  12   8   16   22   44  菊地 信哉   寺久保 一巳
01h00m-01h30m  30  139.53  43.5  5.8  0  16  13   26   36   63  竹本 宗一郎 佐藤 幹哉
01h30m-02h00m  30  139.55  47.5  5.6  0  27  18   36   55   87  吉村 昌晃   中村 清英
02h00m-02h30m  30  139.57  51.5  5.7  0  37  27   54   79  114  寺久保 一巳 佐藤 智子
02h30m-02h40m  10  139.58  54.0  6.2  2  17  12   72  104  142  佐藤 幹哉   永当 博章  *1

*1:雲に覆われたため、10分間にて打ち切り、参考データ

観測地:長野県立科町 北緯36度07分09秒 東経138度17分36秒

Aug.13-14/1999
Time          min   Ls      h    Lm  Cl All Per   HR  CHR  ZHR   Obs.        Rec.
--------------+--+-------+-----+----+--+---+---+----+----+-----+------------+------------
00h15m-00h45m  30  140.46  35.3  4.8  0   5   4    8   18   40  小林 勝之   田中 静香
00h45m-01h15m  30  140.48  39.2  5.4  0  11  10   20   34   67  田中 静香   小林 勝之
01h15m-01h45m  30  140.50  43.2  5.4  0  10   8   16   27   47  小林 勝之   田中 静香
01h45m-02h15m  30  140.52  47.2  5.4  0   9   8   16   27   43  田中 静香   小林 勝之
02h15m-02h45m  30  140.54  51.1  5.4  0  12  12   24   40   59  小林 勝之   田中 静香
02h45m-03h15m  30  140.56  54.8  5.4  0  17  16   32   54   73  田中 静香   小林 勝之
03h15m-03h45m  30  140.58  58.4  4.8  0  13  11   22   49   62  小林 勝之   田中 静香
03h45m-04h00m  15  140.60  60.7  4.8  0   8   8   32   71   87  田中 静香   小林 勝之  *2

*2:15分間の観測のため、参考データ

観測地:兵庫県加古川市 北緯34度47分17秒 東経134度51分20秒

Time:観測時刻    min :観測時間(分)  Ls :太陽黄経(2000.0年) h  :輻射点高度
Lm  :最微星光度  Cl  :雲量          All:全流星数            Per:ペルセ群流星数  
HR  :ペルセ群の一時間あたり流星数   CHR:ペルセ群の修正HR    ZHR:ペルセ群の天頂修正HR
Obs.:観測者      Rec.:記録者
     なお、CHR = HR * 1.6^(6.5-Lm) * 10/(10-Cl),  ZHR = CHR / (Sin(h))^1.5
     (日本流星研究会の算出方法に準拠)
 当会の観測は長野県の蓼科にて行いましたが、あいにくの悪天のため、1晩の2時間の観測だけでした。2:00を過ぎたところでHR(1時間あたりの値)が50を超え、極大より前の観測値としてはなかなかの値まで増加しました。
 その後も増加しそうな雰囲気だったのですが、残念ながら雲に覆われてしまい、詳細はつかめませんでした。

 なお都合で観測旅行に参加できなかった当会メンバーの小林君と田中さんが、13〜14日に兵庫県で観測しました。極大は過ぎてしたものの、HRで20〜30で推移しました。


過去の観測との比較

 過去の当会の観測と、今年の観測を比較したのが下のグラフです。

 今年は極大をはさんでの二晩観測することができました。全体的なグラフからは特にはずれることもなく、ほぼ予想通りの観測となりました。
 ペルセ群の極大は太陽黄経の140.0付近ですが、今年のように0.5度ほど離れた部分(約139.5度〜140.5度)においても、比較的高レベルな出現を見せるようです。



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