天文館跡




 「天文館」は、は鹿児島市内の繁華街の中心として有名です。「天文館通り」はアーケード街となっていて、賑わいの中心とも言える場所だそうです。

 リトルと私は1997年に鹿児島を訪れる機会があったのですが、その名前の由来は知りませんでした。当会で鹿児島市内出身の門田さんから鹿児島のホテルに電話があり、記念碑があるので訪れるとよいと言われ、行ってみました。

 わかりやすい位置にあるだろうとたかをくくり地図も見ずに探したのですが、その碑はひっそりとしてました。「明視堂」という眼鏡屋さんの脇に立ってました。

 「天文館」は、島津藩が1779年に天文観測や暦の研究のために建てた天文台「明時館」の別名だそうです。当時はこの「明時館」から藩内に暦が配布されたそうです。暦は「薩摩暦」や「鹿児島暦」と呼ばれ、島津藩独自のものだったようですね(もっと詳しくご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください)。

 そしてその天文館があったのが、現在明視堂のある場所だったのでした。そしてこの一帯が「天文館」と呼ばれるようになったのだそうです。



<天文館通り>

天文館通りは、このようにアーケードの繁華街になってます。



「天文館」の名前にかけたのでしょうか、路面にはこのような絵柄も見られました。

春・夏・秋・冬の4種類がきちんとあります。


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