胎内星まつり'96参加報告(その2)



夜のブースの様子。オブジェが輝き美しさを増してきました。

 夜になって日が落ちると、いよいよ星座オブジェの本領発揮です。ブラックライトによってディスプレイされたオブジェは、ひときわ目をひくようで、いつもブースは盛況でした。

 ストーンホロスコープはとても好評でした。1,000円と言うお手軽な値段からか、自分のお小遣いで購入する子供達あり、胎内星まつりに来た記念に買う人あり、恋人にプレゼントするんだという方あり、買っていかれる目的は様々のようでした。
 また4年目と言うこともあり、去年買ったけどまた今年は違うタイプを、と買っていく常連さんも出てきました。嬉しい限りです。

 そんな中、売れ筋の人気星座を報告しますと、何故か今年は「さそり座」が断然トップでした。夜を待たずに売れ切れたのもそうなのですが、夜になってもしばらく探したあと、「さそり座はないんですか?」と聞かれる方が多数にのぼりました。左の写真もすでに売れ切れたあとなので、さそり座だけありません。
 次に人気だったのは「ふたご座」でした。ふたごの顔の表情の細かさが受けたのでしょうか。この他「かに座」「いて座」「うお座」「みずがめ座」などが人気でした。一方で「てんびん座」「しし座」「おとめ座」辺りはあまり人気がなく、いつまでも店頭に並んでました。この人気の差はなんにあったのでしょうね。

 なおこの星座オブジェ、一晩だけの販売でしたが、販売数は菊地さんが想定した数を上回り、その数は約100個にのぼりました。ご購入いただきました皆様、ありがとうございました。菊地さんによると、今年のタイプはブラックライトに頼らなくても蓄光能力が高く、太陽光や蛍光灯でしばらく光をあてると、暗闇で2〜3時間はぼんやり光ってるそうです。ぜひ楽しんで下さいね。

 左の写真は、仕事の都合で二晩目の夜に帰らねばならなかった立花君です。今回、関東メンバーが仕事の都合(ハワイから戻ってくるのが遅れたとか、土曜日に出勤しなければならなかったとか)や奥さんのみおもなどで参加できなかった中、はるばる京都から参加してくれました。特に一日目のブースづくりは、菊地さんと立花君の二人で組み上げられたのでした。ご苦労様でした。(ちなみに左上の白い点は、半月過ぎの月です)

 また、菊地さん自らが「次世代アート」として目指す額入れタイプのオブジェは、今年はさらに改良を加え、そのバリエーションも増えてきました。

 

 上のタイプはその一例で、左は白色光下のもの、右はブラックライト下のものです。白色光下では石の建築のような質感のある無地のものですが、ひとたびブラックライトを照らすと全面は青く光り、また星座絵が浮かび上がります。今回はさそり座を強調するタイプですが、この辺りは色々な場面に合わせて作成が可能でしょう。

 これらのオブジェについては、問い合わせも非常に多く、菊地さんが必死に対応されてました。今後もどこかで見かけることがありましたら、ぜひともお声をおかけ下さいませ。
 なお、オブジェの画像は現像が間に合わなかった分があり、近々追加できるかもしれません。お楽しみに。

 さて、こんな感じでブースに釘付けだったのですが、実は2日目は最近の胎内星まつりではまれに見る透明度の良い空に恵まれ、各ブースで望遠鏡の見比べが行われていたようです。我々はなかなかそれを堪能する機会がなかったのですが、一段落ついた後、明け方の空を30分ほど眺めてました。会場内には少なからず電灯があり、多少離れても明かりが気になるのですが、冬の天の川がくっきりと見える素晴らしい空でした。また天の川とは別にすばる付近に伸びる光芒があり、もしかして「黄道光」?と思われました。その是非はわかりませんが、それくらいに素晴らしい空だったことは間違いありません。

 翌日、ブース内を片づけ昼頃、オークションを横目に会場を出発しました。今年のFAS府中天文同好会の胎内星まつりも無事終了となったわけです。胎内星まつりスタッフの皆様のご努力に、心から感謝致します。

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