スペースシャトル・エンデバー号が、明け方の空に好条件で観測できました。明るい時には−2等以上にとなり、ぐんぐんと移動する移動速度のスピードは迫力がありました。
なお、エンデバーは5月29日、無事帰還しました。
<観測報告>
- 1996.05.26 27時過ぎ
3日目です。やはり自宅の物干しで見ました。だいぶ北よりの経路になりましたね。ここ府中では真北を3h16m58s頃に通過しました。やや予報より早いですね。シャトルは昨日よりさらに暗く、最も明るい時で0.5等くらいでした。見かけの位置の違いによる太陽光の反射の具合の変化ですね。
- 1996.05.25 27時過ぎ
今日も物干しで見ました。3h14m00sに西空に見つけまして、その後14m30s頃に地平高度最大になりました。シャトルは昨日よりは暗く、最も明るい時で-1等くらい。予報よりは1分半程早い計算です。
また、これよりも約2分早く、シャトルと同じスピードで1等程の衛星が通過しました。シャトルの経路よりは南より、移動方向はほぼシャトルと同じで、シャトルが放出した衛星なんでしょうか?私は気づきませんでしたが、前日にもリトルが見ていたようです。
- 1996.05.24 27時過ぎ
物干しから観望しました。地球の影から出てきたシャトルは、まるで突然と夜空に現れたようで、すぐ-2等程に増光しました。シャトルは移動が速いので、迫力があります。ビデオ撮影も準備していたのですが、準備不足で撮影できませんでした。途中、わし座のアルタイルとほとんど重なって見えたので、撮影していれば面白かったのにぃ、とちょっと思いました。
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