国際宇宙ステーションは、昨年11月に打ち上げられた基本機能モジュール(ザーリャ、ザリャー)を皮切りに、建設が進んでいます。現在までに、
- 1998.11.20 基本機能モジュールFGB(ザーリャ、ザリャー)
- 1998.12.04 ノード1(ユニティ)
が打ち上げられ、この2セットが連結した格好で上空約400kmを周回中です。
なお5月27日にはスペースシャトル「ディスカバリー号(STS-96)」が打ち上げられ、物資が補給される予定になっています。このとき、スペースシャトルは宇宙ステーション自体と連結されることになります。
地上からは、ザーリャ(ザリャー)単独では2等〜1等、ユニティ連結後は1等〜-1等程度で観測されています。今後モジュールが追加されるにしたがって、徐々に明るくなっていくと思われます。
また、シャトルとの連結時にはさらに明るく見られることが期待されます。
観測報告
- 1999.8.3明け方 (ザーリャ+ユニティ)
高度は低かったものの、ベガの近くを約1等級で移動しました。
- 1999.7.31明け方 (ザーリャ+ユニティ)
約0等で移動する様子が確認できました。
- 1998.12.28夕方 (ザーリャ+ユニティ)
土星とほぼ同じ明るさまで増光し、0等で観測できました。
お薦めリンク
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・国際宇宙ステーションをみよう
- 三島さんのページです。各地の予報やJAVAによる経路計算もあり、地上からの観測に便利。地上から撮影した写真も掲載されてます。
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・宇宙開発事業団 宇宙ステーションホームページ
- NASDAのページです。日本語でかなり詳細な情報が見られるので便利です。
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