情報遅くなりましたが(12月4日作成)、今、夕方の空にいわゆる5大惑星が集合しています。非常に珍しい様子です。
惑星は5日ごと、月は1日ごとの動き。StellaNavigator,AstroArts/ASCIIにて作成
これらの中で、最も難しいのは水星です。地平高度が低い上に、明るさもそれほど明るくありません。できれば双眼鏡が欲しいところです。しかし、透明度の良い時には、たとえ東京都内でも肉眼ではっきりわかります。今後は高度がさらに低くなるので、南西の空のよくひらけた場所を選びましょう。
また、意外に火星も見づらいときがありますので、ご注意下さい。金星・木星・土星は割と楽に探せるでしょう。
水星
17時15分撮影
低空なので、しんどいです。
やや形がいびつ(本当は半月状)なのがわかるかなぁと。
金星
17時18分撮影
半月よりも欠けた形がきれいです。
火星
17時17分撮影
火星は今はかなり遠ざかってしまってるので、小さく見えます。
赤いのはよくわかります。
木星
17時19分撮影
2本の縞模様がわかります。
土星
17時12分撮影
ちょっと映りが悪いですが、環のある姿は独特ですね。
以上、倍率は全て同じ。露出は水星が1/4秒、火星・木星・土星1/15秒、金星1/60秒。
望遠鏡:MK-65(15cmマクストフカセグレン f=1500mm)
撮 影:デジタルビデオGR-DVX
本当は、金星の北側に海王星、木星の西側に天王星も見えます(怪鳥は12月3日に望遠鏡で確認しました)。そこまで頑張ると、冥王星(あと地球)を除く7惑星が一時期に見られます。60分間で太陽系ひと観望ですね。