2007年のペルセウス座流星群の情報

 毎年、お盆前の夜空をいろどるペルセウス座流星群の情報です。


観測速報

 当会メンバーは、8月11〜12日、12〜13日の二晩、長野県の立科町で観測しました。今年は13日が新月で、月明かりの影響を全く受けずに観測することができました。また二晩ともよい天気に恵まれ、常に快晴(雲量0)の状態で観測することができました(ペルセウス座流星群の観測としては、おそらく当会創会以来初!)。
Aug.11-12/2007
Time          min   Ls      h    Lm  Cl All Per   HR  CHR  ZHR   Obs.        Rec.
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00h00m-00h30m  30  138.48  35.7  6.2  0   4   3    6    7   16  吉村 昌晃   寺久保 一巳
00h30m-01h00m  30  138.50  39.6  6.2  0  20   6   12   14   27  寺久保 一巳 渡並 秀一
01h00m-01h30m  30  138.52  43.6  6.2  0  16   9   18   21   36  渡並 秀一   中島 直之
01h30m-02h00m  30  138.54  47.6  6.3  0  11   7   14   15   24  中島 直之   吉村 昌晃
02h00m-02h30m  30  138.56  51.5  6.2  0  21  15   30   35   50  寺久保 一巳 佐藤 幹哉
02h30m-03h00m  30  138.58  55.3  6.2  0   7   4    8    9   12  渡並 秀一   佐藤 智子
03h00m-03h30m  30  138.60  58.9  6.3  0  27  20   40   44   55  佐藤 幹哉   永当 博章
03h30m-04h00m  30  138.62  62.2  6.1  0  15   9   18   22   26  佐藤 智子   妹尾 英樹

Aug.12-13/2007
Time          min   Ls      h    Lm  Cl All Per   HR  CHR  ZHR   Obs.        Rec.
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23h30m-24h00m  30  139.42  32.3  6.2  0  32  24   48   55  141  吉村 則子   中島 直之
00h00m-00h30m  30  139.44  36.2  6.4  0  25  15   30   31   69  佐藤 幹哉   吉村 昌晃
00h30m-01h00m  30  139.46  40.1  6.4  0  36  17   34   36   69  中島 直之   寺久保 一巳
01h00m-01h30m  30  139.48  44.1  6.2  0  23  16   32   37   63  吉村 昌晃   吉村 則子
01h30m-02h00m  30  139.50  48.1  6.4  0  29  22   44   46   72  寺久保 一巳 佐藤 幹哉
02h00m-02h30m  30  139.52  52.0  6.4  0  22  14   28   29   42  中島 直之   吉村 昌晃
02h30m-03h00m  30  139.54  55.8  6.3  0  42  32   64   70   93  吉村 則子   佐藤 智子
03h00m-03h30m  30  139.56  59.4  6.3  0  32  26   52   57   72  佐藤 智子   永当 博章
03h30m-04h00m  30  139.58  62.6  6.1  0  25  18   36   43   52  寺久保 一巳 渡並 秀一

観測地:長野県立科町

Time:観測時刻    min :観測時間(分)  Ls :太陽黄経(2000.0年) h  :輻射点高度
Lm  :最微星光度  Cl  :雲量          All:全流星数            Per:ペルセ群流星数  
HR  :ペルセ群の一時間あたり流星数   CHR:ペルセ群の修正HR    ZHR:ペルセ群の天頂修正HR
Obs.:観測者      Rec.:記録者

 今年の極大は13日の日中と考えられていましたので、日本では13日の明け方が最も多いと予想されました。一晩目(11〜12日)はこの1日前の観測です。この晩のペルセウス座流星群は、さすがに流星数は多くないものの、増減を繰り返しながら最大でHR=40(30分で20個)を記録しました。

 二晩目(12〜13日)の極大夜は、輻射点(放射点)のまだ低い時間帯からも活発な活動が見られました。HRは30〜40ですが、条件を修正したZHRでは60〜100と、かなりの活発ぶりがうかがわれました。
 その一方で、昼間の極大に向かい、また輻射点も高くなる明け方にかけては、どちらかというと活動は落ち着いてきた様子が感じられます。HRの最大は2時30分〜3時の64(30分に32個)でした。



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