2001.4.22〜23 Time min Ls h Lm Cl All Lyr HR CHR ZHR Obs. Rec. --------------+--+-------+-----+----+--+---+---+----+----+-----+------------+------------ 22h00m-22h30m 30 32.47 24.5 5.7 0 4 1 2 3 11 佐藤 智子 寺久保 一巳 22h30m-23h00m 30 32.49 30.1 5.9 0 5 2 4 5 15 寺久保 一巳 佐藤 幹哉 23h00m-23h30m 30 32.51 35.8 5.9 0 8 3 6 8 18 佐藤 幹哉 佐藤 智子 23h30m-24h00m 30 32.53 41.6 5.9 0 5 2 4 5 10 佐藤 智子 寺久保 一巳 観測地:山梨県鳴沢村左から、開始-終了時刻(Time)、観測時間(min)、太陽黄経(Ls,2000)、輻射点高度(h)、最微星光度(Lm)、雲量(Cl)、全流星数(All)、こと群流星数(Lyr)、一時間当たりの流星数(HR)、修正一時間流星数(CHR)、天頂修正流星数(ZHR)、観測者(Obs.)、記録者(Rec.)です。
当会におけること座流星群の観測は、今年がはじめてとなりました。例年休みと天候の兼ね合いが悪くて観測できず、今年も危ぶまれたのですが、日曜日の晩に延期することで無事観測に至りました。
はじめて見ること群は、後になにかを引きずるような不思議な性状を持つ、味わい深い流星群でした。何か崩れやすい物質で形成されているのでしょうか。
図からもわかるとおり、数自体はそれほど多くなく、1時間あたり数個ペースでした。時折突発的に大出現をみせること群ですが、今年は例年通りの出現だった模様です。
なお、翌日の仕事のこともあり観測を早く切り上げましたが、明け方にかけて他の場所ではやや数が増加したようです。
国際流星機構(IMO)のページによりますと、世界的には22日の午前中〜昼間頃になだらかな極大を迎えた模様です。それでも規模は、当会の観測の倍程度でした。当会の観測は極大を過ぎてゆっくりと減少しているところを捉えたようでした。