印象にのこる流星群10選

 当会寺久保氏原案によるコラムです。はたして1999年のしし座流星群は10選に入ることはできるでしょうか。


印象にのこる流星群10選(といいながら10以上ある)

 大いに盛り上がった流星群、盛り下がった(?)流星群、印象に残る流星群を並べてみました(順不同)。説明は我々の観測結果中心。

1998年ジャコビニ流星群

説  明:
HRは100程度ながら鋭いピークで盛り上がり度十分。
コメント: ベイスターズの優勝で上がりまくった、テンションをさらに上げたジャコビニ群、あんたは偉い(てらくぼ)。

ちょうど極大に観測の順番が回ってきて、大出現に観測記録を残すことができました。満足(怪鳥)

1999年ジャコビニ流星群

説  明:
回帰翌年にまさかの突発。しかし我々にはその姿の片鱗しか捉えられなかった。
コメント: 悪天の中ちらほらと飛ぶジャコビニ群。晴天のもとならさぞかしたくさんの流星が見られたかと思うと残念でなりません。でも期待以上の出現で満足半分、落胆半分(てらくぼ)

こんなに流れる時もあるんだー、というジャコビニの気まぐれを実感(怪鳥)

1997年ジャコビニ流星群

説  明:
回帰前年。わずかながら流星は捉えられたと言うが・・・
コメント: 他の観測者がわずかながらも出現を捉えられている中、1つの群流星も見られずショックでけえ。これをバネに翌年以降のジャコビニに燃えることに(てらくぼ)

「流星観測」というものが、これほど辛いとは思わなかった〜。散在流星すら観測できないと、それはもはや拷問である・・・と心得た日(リトル)

1985年ジャコビニ流星群

説  明:
予想時刻より4時間以上早い夕刻に大出現。多くの観測者が見逃したらしい。
コメント: 府中で19時頃に7分に5個の流星を目撃! これはえらいことになる、とすぐに夕食をとって20時から観測しましたが、すでに極大は過ぎたあとでした。あーん。(怪鳥)

1998年しし座流星群

説  明:
日本で大流星雨か?と期待されるも結果はご存じの通り。
コメント: 期待が大きかっただけにがっかり度120%(てらくぼ)

大火球は見事でしたけどね。(怪鳥)

流星以上に大出現した「人出」に唖然! ついでに夜明けに残された「ゴミの山」に憮然!! 過去最大の「携帯電話通信数」を記録したのがこの日だと知り呆然〜(リトル)

1997年しし座流星群

説  明:
この年大出現する可能性もある?とちょっと(かなり)期待して臨んだが・・・
コメント: 前年よりも少ないんじゃない?来年(1998年)の大出現も怪しいかもと思ってしまった(結果その通りになったが)(てらくぼ)

この年の方が彗星回帰には近いのにねー。しし群の予想は、私の計算精度の手に負えるしろものではありません。(怪鳥)

1992年ペルセウス座流星群

説  明:
厚い雲の上で乱舞する流星の光。観測できた場所ではHR300程度の大出現。
コメント: 1等星もちらほらしか見えないような曇の天気の中、雲がぼわっとなる火球を目撃。雲の上ではどんな大出現が・・・(怪鳥)

1991年ペルセウス座流星群

説  明:
思わぬ活発な活動。母天体回帰が10年遅れたのか?
コメント: 直焦点流星写真が撮れたのがこの年。(てらくぼ)

私は仕事の都合で、観測会に参加できませんでした。東京は曇ってました(涙)。(怪鳥)

1993年ペルセウス座流星群

説  明:
前年の大出現から、今年は流星雨か、と期待するが・・・
コメント: 世の中それほど甘くない。例年よりも少ないくらいで拍子抜け。極大前日は流星雨ならずの大雨だった(てらくぼ)

いっときは1分間に連発も、長く続かず。海外では多くの出現が見られた場所もあるそうですけども。(怪鳥)

1998年ポン・ウインネッケ流星群

説  明:
全くのノーチェック。当日屋外には居たのですが
コメント: 富士山五合目は雨。いくら大出現しようとも雲には勝てませんでした。あとで出現したのを聞いてくやしさ200%(てらくぼ)

この時の悔しさがバネになって、後のジャコビニ大出現に向けて観測地選定に燃えることになりました。晴れてなければ見られない!(怪鳥)

1998年ふたご座流星群

説  明:
主要群の一つです。
コメント: まともにふたご群を観測したのは初めて。かなり多くの流星が流れていて満足。ししのうっぷんばらしになった(てらくぼ)

なんと30分に50個以上。実はふたご群って、ものすごい流星群なのかもしれない・・・。(怪鳥)

ふたご群て流れるものだったんだー、と知りました(リトル)

1997年ふたご座流星群

説  明:
観測はしてません
コメント: 東京都某市内の多摩川土手でなべ大会。空を見るとちらほらふたご群が。都会でも結構見えるんだなあと実感(てらくぼ)

当会某N氏と某I氏で見ている方向の明暗がくっきり。こんなにも目撃流星数が変わるのかと、I氏の不運さを実感?(怪鳥)

闇鍋に群がるメンバーをみて、うちの会は「食いもの同好会」だったのか!?と思った。どうりで今まで出席率が高かったのは、天文観測会ではなく忘年会だったわ。(リトル)

1999年しぶんぎ流星群

説  明:
12年周期で大出現しているかも知れない、とちょっと期待。
コメント: 風邪ひいて部屋の中から2つだけ流星を見ました(てらくぼ)

雲間から見る限りは、新極大の片鱗は見られなかったなーと。ちょっと燃えていただけに残念(怪鳥)

1997年ハートレー第2彗星関連群(たぶん)

説  明:
見えるかも知れないという情報があったので
コメント: ちょっと眺めたぐらいじゃ見えませんね。今後に期待ですか(てらくぼ)

もうちょっと計算して極大をつかんでから、しっかり臨みたいと思います(怪鳥)。

 天showに戻る  FAS府中天文同好会のホームページに戻る