Comet 1996b1
1月27日にヒューストンのSzczepanski(シュチェパンスキー)が新彗星を発見しました。2月にはおおくま座の北斗七星の柄のあたりにいて、8等程度で観測されました。その後南下し、しし座(レグルス)の方向へ移動しながら暗くなっていきました。
<以下観測報告です>
- 1996.02.21 25h頃
空がきれいだったので、りょうけん座のα星コルカロリに近いこの彗星を再び確認しました。8等台の前半から7等台の報告があり、期待したのですが、府中の空ではほとんど恒星状で、あまり面白い姿ではありませんでした。
観測機材:15cmマクストフ・カセグレン(f=1500mm)88倍
シーイング:5/10、透明度:3/5
- 1996.02.10 23h頃
この日、怪鳥は府中の自宅の物干しで、北斗七星の柄に近いこの彗星をなんとか確認しました。15cm88倍で見たのですが「え、8等台でもこんなもん?!」と言う非常に貧弱な姿でした(37.5倍ではバックに埋もれてしまい、確認できませんでした)。下弦近くの月が昇ってきてたとは言え、ここ府中の光害に絶句です。随分空が明るくなってますねー。昔は星雲状天体でも、8等なら楽に見えたんですけどねー。そんな訳で、一体何等くらいなのかの想像さえつきませんでした。きっと空の暗いところでは、きれいに見えてるんでしょうね・・・。
観測機材:15cmマクストフ・カセグレン(f=1500mm)88倍
シーイング:4/10、透明度:4/5
<お薦めリンク>
Comet Observation Home Page
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96b1彗星の軌道要素:この彗星の軌道要素と位置推算
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