C/2001A2 Comet LINEAR
何度かバーストを起こしている興味深い彗星です。7月中旬、肉眼等級で観測されています。
1月に小惑星状の天体として発見されたこの彗星は、3月末にバーストを起こし、実に数日間で6等級もの大増光で話題となりました。その後も何度か減光・増光を繰り返し、長い間肉眼で見える等級で観測されています。
※上記グラフはICQに報告された速報値です。こちらのページのデータを使用しております。
彗星が南下したため、日本では4月下旬~6月中旬で観測できませんでしたが、この間南半球の観測で順調な増光が確認されておりました。6月中旬には再度増光を起こし、3等台まで明るくなった模様です。
6月下旬、日本でも観測され始めた頃より、やや減光のペースが急になっていましたが、7月12日頃にまたバーストを起こしたようで、4等台まで明るくなりました。
なお、グラフのラインは予想光度の一つの目安です。減光が順調に始まると、これよりも暗くなります。